「ゆうぐれの紅のごと余花にほふ」の批評
回答者 イサク
おはようございます。はじめまして。
初心者さんですね。よろしくお願いします。
「厳しくしてください」とありますが、さてどこから・・・
五七五のリズムと、季語「余花」ひとつというのはできています。
第一段階はクリアです。
また、詩を出そうという意志を持った句であることはわかります。
意味の面と、技術の面で少しあるのですが、その「少し」が複雑。
◆中七が「紅のごと」と比喩の表現になっていますが、結局【何】を【何】に比喩したのかがよくわかりません。そこが曖昧なので、上五「ゆうぐれ」もよくわからなくなっています。
1.「余花」が「紅」のごとく「咲いている」?
2.「余花」が「ゆうぐれ(の紅)」のごとく「咲いている」?
3.「ゆうぐれ」が「紅」のごとし(「赤い」)?
4・その他
◆上に書いた意味次第で、下の質問もバラバラです。
A.「ゆうぐれ」は比喩の題材? 現在の時間? どっちでしょう?
B.「紅」=「ゆうぐれ」としたら、「ゆうぐれ」をしつこく説明しすぎに思います。「ゆうぐれ」だけでは【赤さ】が伝わらない、と考えたなら、【赤さ】が伝わる他の単語を使った方がいいですね。「夕日」とか「夕景」とか。
C.「ゆうぐれ」と「紅」が別物だとしたら、この「紅」の正体が不明です。ただ比喩のために登場した「紅花(ベニバナ)」あるいは「紅色(くれないいろ)」ということでしょうか?
◆下五の仮名遣いが「にほふ」ならば、上五は「ゆふぐれ」と合わせた方が。
ということで、100%の句意がわかりませんが、提案の句を。
「紅のごと」という比喩はわかりにくくなる原因なので、やめておきます。
「ゆふぐれ」を現在時間とします。比喩の題材ではもったいないので。
・ゆふぐれや余花は紅色ひからせて
・ゆふぐれを吸ひこむごとく余花ひらく
点数: 0
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
北国の晩春を詠んでみました。まだ初心者です。よろしくお願いいたします。