「泣いた日の二枚重ねの夏蒲団」の批評
回答者 なお
こんにちは。秋沙美 洋様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。何というか、読み手が想像を膨らませることが楽しくなるような句ですね。
私は昨夜は飲み会でしたのでプレバトは見ておらず、的外れなことを申し上げるかもしれませんが、ポイントは次の二点だろうと。
・なぜ泣いているのか?
・なぜ夏布団が二枚重ねか?
想像1:春に親元を離れて一人暮らしを始めた。連休も過ぎて、故郷が恋しくてたまらなくなってきた。寒い。もう五月だというのにどうしたことだ、この寒さは。これから暑くなると思うから、とりあえず布団は夏用のものしか無い。それを二つ折りにして二枚重ねにして掛けている。でも寒いよー。涙が出てくるよー。
想像2:ついこの前まで、彼女と一緒に暮らしていたアパート。訳あって彼女は出て行った。「あの布団とかどうするのさ?」「あなたにあげるわ。今度のところは寝具付きの部屋なの」
今日は寒い。これが梅雨寒というやつか。いま僕は、彼女の使っていた夏布団を自分のに重ねている。それでも寒い。
あの頃は楽しかったなー。一枚の布団に一緒にくるまっていた頃もあったな…。いや、布団なんか掛けていなくても寒くなかった頃だってあったな…。
点数: 0
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
世界に一人になつたやうな