「雀の子巣で待つ餌をくれる親」の批評
回答者 イサク
こんにちは。
まず日本語として非常にわかりにくくなっているのですが、
「雀の子巣で待つ」が、後で出てくる「親」を説明しているということです。ふつうの文章でもこういう語順ではわかりにくいので、文字数を制限される俳句ではさらに厳しいですね。
こういうのを回避するためには無用な説明を省く必要があるのですが、
そもそも「雀の子」と書けば巣で待っているのは当たり前ですし、親を待っているのは当たり前ですし、親鳥が餌をくれるのは当たり前です。
つまりこの句は季語「雀の子」と言うだけで想像できることを、十二音余分に使って説明しています。これで余分な説明をする必要がなくなりました!
あと十二音を「雀の子」だけではわからない描写で補いましょう。
大仏の鼻で鳴くなり雀の子/一茶
俳句で「季語の意味を説明する」というのは初心者さんがよくやることです。でも、俳句をやる者同士で季語の意味は「わかっていることが前提」ですので、十七音という短い俳句の中で説明しなくてもいいことを説明するのはもったいないのです。
例:「きれいな桜の花が満開に咲いた」と書かなくても、季語「桜」一文字でそこまで想像できます。
特に季語については【句の受け手を信頼すること】が大事です。
点数: 1
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