俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

幽天の蚕蛾かえりて白銀鳩

作者 未実装  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

お題ではないのですが添削お願いします。
不安点
季語は『幽天(ユウテン)』冬の空を表すもの、『蚕蛾(サンガ)』も夏の季語に当たるため季語が重なっています。

句の解説
・冬空の下で繭から羽化した(かえった)蚕蛾
蚕蛾は成体になると口が無くなり飲まず食わずでその一生を終える。
人間によって絹を作り出すために改良されたため飛ぶこともできない。
とても儚い生き物である。
この蚕蛾はやっとの思いで繭から還ったが蚕蛾の上(天)にあるものは太陽きらめく夏の空ではなく冷たい風と星の輝く冬の空(幽天)で蚕蛾にとっては過酷な環境。
元々短命な蚕蛾は天に召される(土へかえる)。時を経て新たな命として再びこの大地に降り立つ(元居た場所へかえる)。
・転生(よみがえる)した蚕蛾は孵化(卵がかえる)し白色の銀鳩へと生まれ変わっていた。
銀鳩は蚕蛾とは違い自身の羽で空を飛ぶことができ、食事もでき、寿命も長い。
誰の手にもかからず自由に生きる選択ができるようになった。

蛾は再生や生まれ変わりという意味を持つ虫で、『心』や『身体』『その両方』や『生まれ育った環境』が自分自身にとっては障害と感じる人の多い現代人を『蚕蛾』に見立てた励ましの句です。
時間がかかっても諦めなければいつかはそれを乗り越えられるという想いを込めました。
よろしくお願いいたします。

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「幽天の蚕蛾かえりて白銀鳩」の批評

回答者 たーとるQ

未実装さんはじめまして。
たーとると申します。

厳しくいってくださいということなので、もうストレートに言いますと御句とその解説は「痛さ」を感じます。
自分の知ってるカッコいい季語やシチュエーションをグシャっと俳句に叩き込んで自惚れているだけな印象です。読んでも「なんかすごいな…よくわからんけど」という余韻しか残りません。珍しい季語を使いたがるという点では某番組の二階堂さんを彷彿とさせますね。

解説を読むに蚕蛾を現代人に喩えていつかは空に飛んでけるぞとメッセージをあてた句とのことですが、表現するのは余りにも無理があります。卓鐘さんの意見と似てますが、俳句として書くなら蚕が羽化して飛んでいく位に止めるのが丁度良いと思われます。

とはいえ、未実装さんは季語への熱心さ(幽天という季語は知りませんでした)など国語力はかなりありそうなので、次回は17音を把握したゆとりある句に期待します。それが出来れば間違いなく上手くなります。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「幽天の蚕蛾かえりて白銀鳩」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

初めまして。

えと、なんと申し上げてよいか、、
そうですね。まず、俳句は基本的には解説なしでたった17音だけで鑑賞する文芸であります。
なのでコメントの内容を伝えたいのであれば、短編小説、絵本、神話、自由な詩の形式さまざまな表現形式がごさいますのでそちらで語られることをおすすめいたします。
つまりコメントの話を俳句にすることは物理的に不可能です。
文学形式に優劣はごさいませんので。

点数: 1

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「幽天の蚕蛾かえりて白銀鳩」の批評

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

初心者さんでしょうか。色々と問題はありそうです…

・まず、句材が多くて焦点がブレています。結局の所、この句は「幽天」の句なのか、「蚕蛾」の句なのか、「白銀鳩」の句なのか一読で不明です。
・光景も意味不明です。句材の多さと関連しますが、冬空の下で蚕が孵化したと思ったら、鳩に食べられてしまった句?にしか見えません…。
・季重なりは自覚のようですが、これはあまり良くない季重なりです。主役としての季語を一つしっかり立てて、オマケとしての他の季語を出すくらいでないと失敗しますのでご注意を。
・この「かえりて」は「(土に)還りて」だったんでしょうか?僕は「(卵から)孵りて」の方だと思いました。漢字にしてはどうでしょうか。
・白銀鳩、初めて目にした単語ですが、割と一般的なんでしょうか?Googleで検索してもそれらしい物はありませんでしたので…

ひとまず、五七五で季語一つの形で再度詠んでみて下さい。その際は題材を詰め込み過ぎず、詠みたい季語を一つに絞って。
言葉の知識は広そうな印象を受けましたので、そこは武器として頑張って下さい。

点数: 0

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「幽天の蚕蛾かえりて白銀鳩」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。

俳句初心者様だと思いますが、
◆まず、未実装様がコメントに書かれたように大量の解説の必要な俳句が、過去の俳句にも存在するかどうか、有名な句や教科書に出てきた句を調べてみてください。
 存在しないはずです。
◆その上で、自身が俳句という十七音で何を表現したいのか、整理してみてください。

コメントのような内容にこだわるのであれば、俳句という表現形式は不向きです。
俳句というのは基本的に十七音しかありませんので。
御句はそれを無理やり詰めこんで、俳句としては破綻しています。
どこが破綻しているかは秋沙美様がいくつか例を出してくれています。

それでも「俳句」を作りたいならば、俳句の世界に自身を合わせていく必要もあるかと思います。
自分が何をやりたいのか、再確認を・・・

点数: 0

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「幽天の蚕蛾かえりて白銀鳩」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

未実装さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。
まるで何がなんだかわかりません。そういう時は、作者のコメントを読むしかないのですが、ますますわからなくなりました。
俳句って、こんなにややこしい解説をつけるものではないと思いますよ。
皆さんのおっしゃっている通りです。

点数: 0

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