「萌え山に鳥声いくえ春を浴む」の批評
おはようございます。
再投句自体はかまわないと思いますが、コメントで言われたとおりに直しても「ああ、直しましたね」となって再コメントしづらいので、そのあたりはご配慮を・・・
で、御句は独自で手直しされたところが多いので、そういうことにはならないのですが、いろいろと・・・
◆「萌え山」・・造語でしょうか?ちょっと乱暴な言葉の使い方に見えます。「萌ゆ」「萌える」の連体形(名詞を修飾する形)は「萌ゆる」「萌える」なので。
「萌え山」という固有名詞ではないですよね?
◆「春を浴む」・・上五に(造語っぽいですが)「萌え」を出しているので、季重なりっぽくなっています。
あと「春を浴びている」のが「鳥声」みたいにつながって見えますね。本当は「作者・自分」だと思うのですが・・・
◆「鳥声いくえ」・・前回は指摘しませんでしたが、春の季語で「囀り」「百千鳥」という鳥の鳴き声の季語があります(調べてみてください)。それと同じことを言おうとしているとしたら、季語を使わなくとも季節感のある言葉です。
その場合「萌え山」「鳥のさえずり」「春を浴びる」という、春の季語っぽい言葉がみっつ並んだ状態になってしまい、この句の「本当に言いたいこと」がわからなくなってしまいました。前の句では季語「山萌ゆ」を使いつつ「鳥の声」を強調していたのですが・・・
春を感じる「季語」を、一句の中で明確にひとつにして、季節感はその季語に託して、別のことばを補っていった方がよいかもしれません。
御句も主役がわからなくなるぐらいなら、「山萌える」で一句、「さえずり」で一句、別々にする手もあります。
「春浴む」「春を浴びる」はご自身の感想なので、この句では他に季節感を感じる言葉が盛りだくさんですから、他に季節感の言葉がない俳句で使ってみましょう。
例えば
・山萌えてトレイルランの足軽し
・山間のさえずりの濃く幾重にも
・ジョギングの皇居外周春浴びる
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すみません再提出です
(そんなのアリでしょうか…?)