柿の葉よ夕陽を孕んでいたか
回答者 ハオニー
日の色は少し黄色を帯びた赤、緋色のことを言おうとしているのだと私は感じました
おっしゃる通り、日の色では「昇り来る朝日」「真南に陣取る正午の太陽」「沈み行く夕日」、どの色か読み手に委ねてしまうことになります
「孕む」には、穂がふくらむ、妊娠する、中に含んでいる、という意味があります
この厄介な動詞を選んだところに詩的な表現を感じます
柿の葉が太陽に染まるのではなく、柿の葉に元から素質はあった、太陽が引き出してくれた、という句にしたいのでしょう
簡単な提案をするとしたら、
「柿の葉よ」と先に呼びかけた方がいいでしょう
柿の葉よ夕陽を孕んでいたか
呼びかけ「よ」→疑問・反語「か」
この方が読み方は多くなりそうです
これは句意がけっこう変わってしまったため没案
黄昏を孕める柿の葉は紅し
点数: 2
添削のお礼として、ハオニーさんの俳句の感想を書いてください >>
赤くなった柿の葉をみて、まるで持って生まれたような赤だ、という句です。
日の色→夕日せきじつ、の方がいいかなと考えてます。
孕んでいたか→もっと他の措辞があるかな?と、悩んでおります。
よろしくお願いします。