「再会の墓へ手向けし春の雨」の批評
回答者 なお
ふりさん、こんにちは。
御句拝読しました。ふりさんのおっしゃりたいことはよくわかります。光景も浮かびます!
しかし、先のお二方がおっしゃっているように、このままですと、見た目の関係でそれが伝わりにくいです。
もはや蛇足かもしれませんが、私にもコメントさせてください!
ふりさんの「手向けし」は、上五と中七で、「故人の墓参りをして再会を果たしてきたよ」という意味をお詠みと思います。そして下五に季語の春の雨を置いていらっしゃる。
ところがその中七に「手向ける」
という動詞を使ってしまったために、春の雨に何かをお供えしたようになってしまいました。
この句では、「手向ける」という動詞は使わない方がいいですね。お供物や供花のことに触れていらっしゃらないですから。
「お墓参り」と言ってしまうと秋の季語になるので、そこはふりさんも工夫なさったのですよね。
それであれば、
・再会を果たす墓前に春の雨
これではいかがでしょうか。
点数: 1
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墓参りに行って来ました。