俳句添削道場(投句と批評)

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山染みる雪解水に花籠もる

作者 りんと  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

春が近付き暖かくなってきたものの、冷たい雪解水にまだつぼみのままでいたい花の気持ちを詠みました。

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「山染みる雪解水に花籠もる」の批評

回答者 なおじい

りんとさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。
先にイサクさんが置いていらっしゃるコメント、私が申し上げようとしたことを的確にお伝えになっておられます。
従って私は何も言わず「賛成」で済んでしまうのですが、それではつまらないので、重複しますが私からもコメントさせていただきます。

御句の難しかった点の第一は、「花籠る」という措辞です。これの意味がわかりませんでした。
コメントから、「蕾のままで居たいと思う」ということのようですが、もはや「花」と言っている以上、その意味は無理かと思いますよ。

また、「雪解け」は、春の代名詞のような言葉ですので、それを「まだ冷たい」という意味で使ってしまっては、「仲直りしたがまだ仲が悪い」みたいなことになり、意味不明となります。

提案句ですが、原句の「山」を使わせていただき、まず雪解けを活かしますと、

・山々の花を咲かせる雪解水

次に、「まだ雪解け水が冷たくて花籠り」のほうに寄せますと、

・春浅し蕾のままの野山かな

どちらもあまり上手くはないですが、イメージとして捉えていただければ幸甚です。

句の評価:
★★★★★

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「山染みる雪解水に花籠もる」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

こちらの句はちょっと難しいですね・・・コメントを読んで、わからなくはないですが・・・
◆よくやられる方が多いのですが、季語「雪解」は春を迎える季語なので、「まだ冷たい」という意味に使うのは、季語として生きなくなりがちです。
◆季語「雪解水」を「山染みる」と説明する必要はなさそうですね・・・山の雪解け水は、わざわざ説明せずとも山に染みるものだと思います。
 また、この句の句意に「山」が要りますか?説明のためだけに「山」が登場しているような・・・
◆下五「花籠る」これ、他でも使われている表現ですか?
 私の勉強不足だったら失礼なのですが、これで「蕾のまま」というのはなかなか難しい気がします。

この句のコメントどおりの意味では、「雪解水」が「冷たい水」の比喩に使われています。この部分をあきらめて、「寒いから花が蕾のまま」という意味で一句にした方がいいように思います。
もし「雪解水」を使うならば、この季語をもっと主役に立ててあげてください。

・浅春の蕾は未だ固くあり
・花々の開くを待ちて雪解水

点数: 1

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