「夫からの電話も終へし霜夜かな」の批評
回答者 なお
こんにちは。あつこん様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。ご主人様はいかがでしょうか。ご快方に向かっておられますことを祈ります。
さて御句、色々考えたのですが、このまま鑑賞させていただきます。実にいい句です。
感想は、悔しいですが(笑)げばさんと全く同じで、電話の短さが愛情の表れではと思うのです。
考えすぎかもしれませんが、かかってきたのは携帯ではなく家の電話では? 家の電話って、廊下とか静かなところに置いてありますから、そういうところって居間より寒いでしょう。奥さんをそういうところに長いこと立たせたくないというお気持ちから、すぐに電話お切りになったのだと思いますよ。
そんなわけで、私の提案句も最初はげばさんと同じに、
・夫からの電話短き霜夜かな
を置かせていただこうと思いました。
しかし、これだと、げばさんも危惧してますが、ご主人の愛情を伝えきれない。それに、あつこんさんが忙しいので早々に切り上げたと読めないこともない(笑)。
あらためてご投句を拝読します。
「夫からの電話も終えて霜夜かな」
これは、「一人だから何もすることがない。する気にもならない。唯一の楽しみだった夫からの電話さえも終わってしまった…。あとは、この寒い夜に戸締りをして一人で寝るだけ…」という心情、光景が、見事に表されていますね。いい句です。
あつこんさん、今夜も冷えます。どうか暖かくしておやすみくださいね。
点数: 0
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
入院中の主人からの電話は短いものです。寒いから早よ寝ろ!それが挨拶ですね。