「もよほすも布団こもれり霜夜かな」の批評
回答者 イサク
こんにちは。
この句には初めてのコメントですが、流れで補足を・・・
ひとつの句の中に「布団」と「霜夜」が両方ある時点で、「季重なり」と呼ばれている状態は決定なのです。
御句では「霜夜」が主な季語で「布団」を道具にしようとしているのは理解できます。
理解できますが、季語「布団」は「冬に使う保温性の高い寝具」なので、コメントの句意からは「霜夜」という季語が生きてきません。
冬の季語「布団」を「夜」に使っているという時点で明確に「冬の夜」であり、「寒い夜」なのです。わざわざ「霜夜」と後で出す必要がありません。
ということで、この句意ではやはり「布団」主役の句にするのが理想ですね。
あと「もよほすも」の助詞「も」、使わない練習をしてもよいかと・・・
・もよほしてなほ布団より出ぬ夜明け
点数: 1
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寝支度として済ませたはずなのに…
寒い夜のもよおしは、行くか籠るか
毛布からそっと出す手の冷気の鋭利さに
気持ちは萎え、朝までの籠城を決意するのでありました。