俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

春風が恋も冬も連れ去る

作者 夜半  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

「失恋」を俳句にしてみたのですが、俳句に慣れていない身なので、この俳句の可笑しな箇所が自分自身では完全にわからないのでご指摘や添削をお願いしたいです。

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「春風が恋も冬も連れ去る」の批評

回答者 げばげば

はじめまして。げばげばと申します。
新年から失恋でしたか?お元気でしたか?

さて、先のみなさんがおっしゃる通りで、リズム、季節のとりづらさは感じます。
あとは風しかないので、ほぼ頭の中に光景がないのです。だれかが風の中を歩いてる感じでしょうか?
春風を季語にするならモノとくっつける方がいいですね。
春風と破った恋文
でもいいですし、
春風に指輪を投げるもいいですし。

恋文の欠片ひらひら春の風
ティファニーの指輪を投げむ春風へ

提案措辞はあるあるですが、光景は見える恋句になりましたか?また二句目も投句してみてくださいねー!

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「春風が恋も冬も連れ去る」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

はじめまして。あけましておめでとうございます。

かなりの初心者さんのようですね。おかしなところの指摘を中心に。

◆字足らずが気になります。
 「春風が」「恋も冬も」「連れ去る」五六四というかなりの字足らずです。
 なぜ五七五にしなかったのでしょうか・・・?
◆これは、いつ(季節)のことを詠んでいますか?
 季語「春風」という春の温かい風が吹くならば、季節はすでに「春」です。
 冬は過ぎていますので「冬を連れ去る」ようなことはないと思います。それが「季語」です。

たとえばこのまま五七五にするならば、俳句的ではない一行詩のようにして、
・春風が私の恋を連れ去った
となるでしょうか?

でもこの句では季語「春風」でなくても「夏風」「秋風」でも成立しますよね?
あまり季節感がなく、俳句的ではない、ということになります。
季節感を出すには、何を優先すればいいでしょう???

点数: 1

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「春風が恋も冬も連れ去る」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

夜半さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。年の初めから厳しいことを申し上げるのは気が引けますが、ご要望ですのでお伝えします。
御句の改善すべきところは大きく二つです。一つは俳句ですので定型の五七五に整えることです。こうすると読み手にとってリズム良く鑑賞することができます。
今の御句を声を出して読んでみてください。リズムが良くないですよね。

二つ目は内容です。「春風が恋も冬も連れ去る」。意味がわかったようなわからないような句です。なぜかというと、春風が冬を連れ去るというのは、季節の流れからわかるとしても、なぜ春風が恋も連れ去るのですか?一般には、春は、寒く暗い冬が終わって暖かくなり、新しい出会いがあって恋が始まる季節です。なのになぜ?

ここで、私の好きなキャロルという伝説のバンドの「涙のテディ・ボーイ」という歌の出だしの歌詞をご紹介しましょう。
「♪ 雪の世界の恋だから春風が溶かしたなんて シャレにもならない恋をした 間抜けなファニーテディ・ボーイ」

これ、いかがですか?ちゃんと、「春風が溶かしてしまう恋」の理由が歌われていますでしょう?だから説得力があって心に響くのです。

この歌をヒントに、私の提案句です。

・春風の連れ去る冬に燃えた恋

この句が上手いかどうかは別として、「五七五の定型を守る」「なぜこの恋は春風に連れ去られなければならないかの疑問に答える」この二つはクリアしたかなと思います。

他の方々のコメントも参考にして、また詠んでご投句ください。

点数: 1

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添削対象の句『春風が恋も冬も連れ去る』 作者: 夜半
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