「糊をこね美濃紙水吹く大晦日」の批評
回答者 なお
こんにちは。よした山月様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。障子の張り替えは大変な作業ですよね。でも、そんなことの出来る住宅も、都会では少なくなっているのでは?ある意味うらやましいです。
さて御句ですが、三つ気になりました。イサクさんと内容的に同じなのですが、私からもお伝えさせてください。
一つ目は、時間経過が感じられること。よく、料理の俳句でそういうことがありますが、レシピ俳句のように、「これをしてあれしてそれして出来上がり」という句。読んでいて楽しくためになる場合もありますが、「一瞬の情景描写」を基本とする俳句においては受け入れ難いもののようです。
御句では「糊をこね〜水吹く」がそれに当たります。
次は「美濃紙」です。俳句は具体的なほうが情景が浮かび上がって効果的な場合と、具体的にしたために何か特別な意味があるのかと勘繰られてしまうリスクとあります。御句の場合は後者と思います。「障子紙」としても何の遜色もないと思います。
三つ目は「美濃紙水吹く」です。これではどう読んでも美濃紙が水を吹くようで不自然です。
私はよしたさんの俳句に文句ばかりつけてるようで大変申し訳ないのですが、これは、よしたさんはとてもいいものをお持ちだからです。どうかご理解ください。
点数: 1
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よろしくお願いいたします。
遠い昔、田舎ゆえの風物詩的な作業でした。
普段は破ると怒られる障子。。。
古い紙を剥がすのは手間ですが
米から糊をつくり、美濃紙を合わせ張り
霧吹きをかける
幼心に残っている、貴重な古き好き日本の風景のような気がします。