俳句添削道場(投句と批評)

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冬凪に幸せと呼ぶもの見たり

作者 やまたろう  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

幸せとは苦しい時があるからこそ・・・みたいなことがよくいわれているので歳時記をペラペラめくっていたらなんか似ているなと思いました
幸せに実態があればこんなかんじかなという感じです

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「冬凪に幸せと呼ぶもの見たり」の批評

回答者 なおじい

こんにちは。ちぇいさー様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。「冬凪」。なんともおしゃれな季語ですね。朝凪や夕凪は存じていましたが、冬凪もあるのですね。確かに冬凪の穏やかな海のような状況が幸せなのかもしれません。共感します。

しかし御句、俳句としてはちょっとわかりにくいような気がします。それはおそらく、冬凪は海の様子で、その後が実体のない抽象的な言葉が続くからです。

私は、げばさんもおっしゃっているように、何か具体的なものと合わせたほうが読み手に気持ちが伝わるのではないかと思いました。

例えば、

・親の死を伝える葉書冬の凪

「幸せと呼ぶもの」とか「おだやかな様子」を語ろうとしているのに何が「親の死」だよ、縁起でもない、とおっしゃるかもしれません。
しかし親が先に死ぬのは世の習いであり、これは幸せでおだやかなことだと思うのです。反対に、子どものほうが先に死に親が葬式を出す、いわゆる逆縁、これほど不幸せでおだやかでないことはありません。

長くなりまして申し訳ありません。こんな大それたことでなくても、朝、気持ちよく起きられた、天気がいい、炊き立てのご飯が美味しい、みんなが挨拶してくれた、電車に座れた…。
そんな小さな幸せを読み込んだら、御句はもっとイキイキとするのではと思いました。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「冬凪に幸せと呼ぶもの見たり」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

ストレートな句ですね。冬凪こそ幸せなのかも。

冬凪といふ幸せをながめをり

幸せという言葉を使わずに二物で幸せを表すのもありですね。何をもって幸せかひとそれぞれだなあ。

農の閑愛書ひたすら冬凪す/飯田蛇笏
冬凪や老いても太き祖父の腕/安部亜紀
冬凪やめし白ければまた涙/宇佐美魚目

点数: 1

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「冬凪に幸せと呼ぶもの見たり」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

ここは作者の感性を尊重しますが・・・
他の冬の季語「春隣」「冬日和」「炬燵」など「温かいもの」や「春」に「幸せと呼ぶもの」はないのでしょうか?ないならばこの句の意図を尊重できますが・・・
季語「冬凪」は凪いで波が静まっていますが、冬の屋外季語で、「冬」の「海」です。
単に「波が静まっている状態」という意味で使っているならば、それは季語の本意から外れているような?

冬凪ぎて砂に小貝の美しく 吉屋信子
冬凪は余りに淋し菊を切る 宮崎寒水

季語「冬凪」ではなくなりますが、下の形はどうでしょう?語順で句意が少し変わります。

・幸せと呼ぶもの見たり冬の凪

点数: 1

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