俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

霜踏みてゆく年思ひ合掌す

作者 よした 山月  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

お願いいたします。

皆さま、全世界の方々、私においても
過ぎた年、行く年、来る年、想像もつかない
ことが山積みだろう年かと思います。

句は、先日思いがけずな帰省の朝、霜がおりている庭に立ち
さくさくと踏みしめ歩きながらの景です。

コロナのこと、身内の孤独死や事故死
霜を踏みながら、年の瀬を改めて感じ
一年、二年と振り返りつつ、そっと祈りました。

と、内容はしんみりですが
添削、ご指摘は遠慮なく、お願いいたします。

最新の添削

「霜踏みてゆく年思ひ合掌す」の批評

回答者 イサク

こんばんは。

季重なりの件は先に出ていますね。

「ゆく年」を残す残さないにかかわらず「思ひ」は不要であると思います。
「ゆく年」と書けばすでに「ゆく年」のことを思っていますし、「~思ひ合掌す」の説明感・ありきたり感も気になります。

厳しめなところでは、下五「合掌す」が、自分の動作を報告する使い方そのものなのが気になります。
この使い方では、上五中七に「合掌する理由」が来てしまって、説明になりがちなのもあります。

・合掌す霜を踏みしめたる朝に
・母は霜降りたる庭に合掌す

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「霜踏みてゆく年思ひ合掌す」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句、霜を踏んだら一年のしめくくりという句意はいいですねー。
「ゆく年」が季語になるので、そこだけ注意かもしれませんね。
霜を踏んで、行く年を思って、合掌をする
という散文の流れが気になります。
令和三年に合掌霜踏みて

点数: 1

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「霜踏みてゆく年思ひ合掌す」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

よした山月さん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。厳しくしてくださいとのことですので、そのようにさせていただきます。

季語のダブりはげばさんがすでにおっしゃっている通りです。俳句は季語は一つでよく、五七五の中にいくつも入れられないので、作句の際に確認しながら進めてください。

私が気になりましたのは「合掌す」です。人が合掌するということは、あまり普通の動作ではない。何か、手を合わせたくなる心の動きがあった時です。一番多いのは、人が亡くなった時とかお祈り、お参り等の、いわゆる弔事、仏事、神事です。
しかしこの句の場合は、霜を踏みながらゆく年を思い合掌しておられる。実体験とのことですので、それを周りがどうのこうの言うのもいかがかと思いますが、読み手に気持ちが伝わるでしょうか?
色々あった一年、大晦日や元旦の初詣であれば合掌も絵になりますが、なんでもない朝の光景としては、表現が弱いように思います。
要するに、なぜ霜の朝に、なぜ「ゆく年」に合掌しているかが、俳句から伝わってこないのです。コメントには書かれていますが。

そこで提案句です。

・霜の朝疫病去れと合掌す
・ゆく年や鬼籍の友に合掌す
・冬の朝事故死の報に合掌す
・ゆく年や我れ生き残り合掌す

点数: 1

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添削対象の句『霜踏みてゆく年思ひ合掌す』 作者: よした 山月
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