俳句添削道場(投句と批評)

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もういいよ枯葉ガサゴソみいつけた

作者 小西晴菜  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

「かくれんぼ」なんですが、三段切れ、ありきたり、小学生の作品みたいになってしまいました。
枯れ葉の音を友だちの足音だと思って「見いつけた」と言ったんだけど、枯れ葉の山から子犬が跳び出した、というオチも考えましたが、さすがに無理なので·····。

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「もういいよ枯葉ガサゴソみいつけた」の批評

回答者 なお

こんにちは。小西晴菜様、いつもお世話になってます。
可愛らしい句を有難うございます。かくれんぼや鬼ごっこは詩情に溢れていますよね。でも、子どもの遊びなだけに、大人の鑑賞に耐えるものを作ることはかえって難しいのかもしれませんね。

私は御句は話し言葉を使って面白い構成だと思います。ただ、私的に残念なのは、上五と下五のセリフの話者が違うために情景が今一つわかりにくくなっている点です。漫画のように、セリフの吹き出しの尖ったほうがどちらを向いているか見えればいいのですが、俳句はそうはいかないですからね(笑)。
そのために、「枯葉ガサゴソ」が、隠れた子の周りの枯葉がガサゴソしたのでわかったのか、鬼役の子が、枯葉をガサゴソやって探し出したのか、わからなくなってます。

そこで私の提案句ですが、話者を一人に統一して、

・もういいよ枯葉ガサゴソもうバレた

これは、隠れた子が枯葉をガサゴソしてしまったので見つかってしまった!と言っている句です。

一方、

・もういいかい枯葉ガサゴソ見いつけた

これだと、鬼役が枯葉をガサゴソ掻き分けて探し出した句になります(でも、隠れた子がガサゴソしたようにも取れますね)。

いずれにせよ、かくれんぼは外でやってほしいです。子どもが小さいとき、お友だちと狭い家の中でやられた時は閉口しました(笑)。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「もういいよ枯葉ガサゴソみいつけた」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句、かわいい句ですね。「冬」を見つけた!というような味わいです。
初見は、枯葉の音にみいつけた!と言ってるとは気づけませんでした。むしろ、隠れている子どもが、枯葉の音をさせてしまい、子どもが見つかってしまった光景に見えました。それでも十分味があったのでよいのかと思います(^▽^)/

まあだだよ枯葉カサカサもういいよ
こちらは、提案ではなく、みつける前の段階の句です。枯葉の音が鳴っちゃったので、この後すぐに子どもは見つかりそうな。
枯葉の準備もできたし、冬よもう来ていいよ、という気持ちもあるので、ちょっとあざといですね。
原句、かわいらしくもおもしろい句だと思います。

点数: 1

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「もういいよ枯葉ガサゴソみいつけた」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

挑戦的な構成ですね。
気持ちが先走ってしまったのかなあ・・・という感想です。
おっしゃられるとおり、小学生ならば「可愛い俳句ですね」で済ませそうです。

◆コメントどおり三段切れですね。
◆時間も「もういいよ」⇒「枯葉ガサゴソ」して「みいつけた」という理屈の時間軸になっていてちょっと残念な感じがします。
◆「枯葉ガサゴソ」としたのが鬼の子なのか、隠れた子なのか、わからない点も風景が出にくいところかと思いました。

「できるだけ瞬間を描写する」というのはあくまで技術論なので守る必要はないですが、作句に生かせるなら生かした方がよいのかと。

・もういいかい枯葉がさごそもういいよ

点数: 1

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添削対象の句『もういいよ枯葉ガサゴソみいつけた』 作者: 小西晴菜
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