「枯れ葉の香踏めば上がる音染まる赤」の批評
回答者 イサク
こんばんは。はじめまして。
初心者さんでしょうか?ちょっと厳しめな発言が入りますがご勘弁ください。
◆俳句十七音がちょっとバラバラになっています。ひとつずつ整理します。
◆「山の中で歩く様子」のすべてを一度に十七音に詰め込んだのが、ダメな原因の一つです。詰め込み過ぎておかしなことになっています。三段切れの原因のひとつが詰め込みすぎです。
◆五感を表現したいのはわかりましたが、上五で「香り」中七で「音」下五で「赤」とわざわざ言葉に出すのは、野暮にやりすぎではないかと思います。
◆季語は「枯葉」で冬。下五の「染まる赤」とは何を表現してるのでしょう?
もし「紅葉」のことを言いたいのであれば、季語「紅葉」は秋。「枯葉」とミスマッチします。
いずれにせよ「枯葉」「紅葉」両方を一度に表現するには俳句は短すぎるので、どちらかにした方がいいです。
◆もしかして踏んだのは「枯葉」ではなく「紅葉落葉」なのでは?(推測です)
「枯葉」と「落葉」は似て非なるものです。
◆他の方からもありますが、「枯葉を踏む」と聞けば、句の受け手は「踏んだ音」は説明されなくても想像できます。「枯葉の香り」もわざわざ言わなくても想像できるかもしれません。
そのようなことをわざわざ書くのは野暮ですし、音数の無駄使いにもなりますので、省略して他の「山のこと」や「景色」や「同行者」などを表現するのがよいと思います。
・山の空静かに晴れて枯葉踏む
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山の中で歩く様子そしてその感じ方(五感みたいな)を表現したい