「白驟雨晴れて白犬土を掘る」の批評
こんにちは。花見薫様、いつもお世話になってます。
御句のご自身のコメントを拝読して、とても勉強熱心な方だとお見受けしました。敬服します。
御句につきましては、今回もイサクさんが理論的に詳細な解説をなさっています。
こうなりますと、もはや私には何も申し上げることはないように思います。でもそれもつまらないので、イサクさんのコメントを読んでいないということで、私も私なりのコメントを置かせていただきます。重複ご容赦ください。
まず、「白驟雨」。きれいな季語ですね。しかし、あ、あがってしまったんだ。であれば、それまで降っていた雨の様子はさほど問題ではないなと。これなら単に「雨あがり」とかでもいいのかも…。もったいない…。
「白い犬」。何か意味があるのかな?神聖なという意味?白驟雨と掛けているのかな?そもそもどこの犬?ペットちゃん?でもそれなら白い犬とか突き放した描写するかな?
「土を掘る」。えっ、これってどういう意味?何か深い意味があるのかな?このままだと、何かが埋まっていて教えてくれるのかな?それじゃ花咲か爺さんだ。なんだろう?
以上、今一つよくわかりませんでした。ごめんなさい。
提案句、バッチリのものが出来ませんでしたが、ちょっと違いますけど置かせてください。
・庭木刈る足もと犬は土を掘り
添削のお礼として、なおじいさんの俳句の感想を書いてください >>
人生三句目
(前回:天高し叫びを分かつ分離壁)
前回は、げばげば様、イサク様、なおじい様からご指導いただきました、まことにありがとうございます。
ご指導いただいた点は主に、
1季節のしみじみさが感じ難い
2語順が練られていない
(光景的に空を最後に見せるなど)
3語が練られていない
(叫び、や、分かつ、など)
でした。
まだまだ良い俳句、良い語順、良い単語などの感性がないため、ご指導いただいたポイントを吸収しつつ、進みたいと思います。
上記を踏まえ、今回は、以下ポイントを想定した句を作りました。
イメージ:最近、激しい雨が降った後に、ペットのマルチーズがその土を掘っていた姿を描きました。
工夫した点
・視覚、嗅覚を組み込んでみたこと
(雨が降っていた→止んだ、白い犬と雨上がりの黒い土の対比、掘り返された土の香り)
悩んだ点
・詰め込みすぎではないか
(雨が降ったシーンだけにするなどしたほうがよかったのか。どういう句が詰め込みすぎなのか、まだまだ判別できておりません)
・言葉選びが安直ではないか
(雨が晴れる、土を掘る、など平板な表現になってしまっていないか)