「刹那なる時の滴や長き夜も」の批評
回答者 なお
こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。
御句、なかなか詩的なカッコいい句ですね。
げばさんがおっしゃっているように、最近の卯筒さんの一連の句とはちょっと異なり、観念的な側面が強いですね。
私が少し気になりましたのは、「刹那」という言葉です。ご本人も「刹那なる時の滴」とおっしゃっているように、ここでは「刹那」(一瞬)と「時の滴」(束の間)は同義で省略可能ではと思いました。
逆にここには、「時の滴」と反対の意味の言葉(例えば「悠久」とか)を入れたほうが効果的ではと思いました。
そこで提案句ですが、語順もご自身のコメントに合わせて、
・長き夜も悠かな時のひとしずく
下五の表記の仕方はお任せしますが、こういうかたちのほうが意図が通りやすいのではと思いました。
ご参考にになれば幸いです。
点数: 1
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長く感じる秋の夜長も続く時の流れのなかではただ一滴の滴の様だと思い詠んだ句です。