俳句添削道場(投句と批評)

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首すじ撫でる手ひんやり初風か

作者 三月幸暁  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

換気の窓から吹き込んでうなじを撫でる秋の夜風が思いの外冷たく感じた、けれど駅のホームはまだじっとりと暑かったという体験から作成しました。
迷走の結果よくわからないことになってます。

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「首すじ撫でる手ひんやり初風か」の批評

回答者 イサク

こんばんは。

季語「初風」は秋だとわからせる必要がありそうです。
 ・季語・季題辞典 — 初風. 読み方:ハツカゼ(hatsukaze). 元旦に吹く風. 季節 新年. 分類 天文. 初風. 読み方:ハツカゼ(hatsukaze)  Weblio辞書の一部

和歌にも「あきの初風」として使われています。
「秋の初風」としない場合は、他の場所で「秋」を感じさせる必要がありそうです。
きごさいの例句は「秋の市」「回り灯籠」が句の中にあり、「春の初風」ではないことはわかるようにされています。

御句の場合、無理に「初風」を使わなくとも、句意はコメントどおり「秋の夜風」なのでは。「初」が生きていません。

他の箇所は、他の方が言っているように、素材に手を加えすぎた料理みたいです。
特に、擬人法である「手」を「風のことだよ」と説明しようとしています。
逆ですよね・・・
俳句は十七音しかないので素材を生かさないと・・・

・車窓より秋の夜風のここちよし

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「首すじ撫でる手ひんやり初風か」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。中七の「手ひんやり」が少し悩ましく。
これは首筋を触った手がひんやりしていた。これは初風なのか?っていう感じでしょうかね?そういう句意かあーとおもいつつ、この手はやっぱりいるのかなー?っていうのに悩んじゃいました。
首筋を撫づるは秋の初風か

これくらいで首をひんやり撫でていったひんやりは、あれは初風だったのか、爽やかだったなあ、という感じではどうでしょう。安直?やっぱり手が欲しいですかね?いかがでしょう(*'▽')

点数: 1

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終電の車窓くびすじを初風

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

「撫でる手」が全く意味がわからないと思ったのですが、この手は、初風の手ということか。初風の手として言葉を離さないようにしないとわかりにくいというのもありますが、撫でるに、手と、擬人化がしつこい割に映像もはっきりしないと言った印象です。「初風が首筋に吹いて涼しい」というだけの話で、「首筋に初風」で十分な内容を17音使って擬人化して俳句ぽいでしょ?という感じの句に見受けられました。
「か?」もあまり効いていなくて、あ、そうなんでしょうね。という感じ。

「首筋に初風」で十分この句の内容は言えているので、後9音で何でもやれるかと。。
今の時期の体験を詠んだとしたら、季節外れが少し気になりますが、過去の体験の練習ということでそれは。

点数: 1

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「首すじ撫でる手ひんやり初風か」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。三月幸暁様、いつもお世話になってます。
御句、ご自身のコメント「迷走の結果、よくわからないことになっています」というコメントが一番わかりやすい(笑)という結果になっています。

迷走の理由は「手」の扱いですね。
この手はまさしく三月さんの手なのでしょう?
ですので、句の意図としては、
「首筋がひんやりと感じたので、思わず手で撫でてしまった(水でもかかったかと)。しかし何もない。その撫でた手もひんやりする。ということは、目にはさやかに見えねども秋の風がここまで来たか」
ということですよね。しかしどうもギクシャクしています。
この句意を表すのに、手で撫でてみたことは、実際にそうしたのかもしれませんが、入れなくてもいいようですね。その証拠に、ご自身のコメントには、手のことが一言も触れていらっしゃらないですから。

ですので提案句は、「手」を外してみました。
・初風や首筋撫でて過ぎゆけり

過ぎゆきてしまったあとのホームはまだじっとりと暑かったよ、という意味も含めたつもりです。

点数: 1

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添削対象の句『首すじ撫でる手ひんやり初風か』 作者: 三月幸暁
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