俳句添削道場(投句と批評)

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国境も笑顔で行き交う渡鳥

作者 青山五郎  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

人が作った国境も自然界では何の意味も有りません。

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「国境も笑顔で行き交う渡鳥」の批評

回答者 げばげば

こんにちは。
はじめまして、げばげばと申します。

渡り鳥は国境を超えられる、面白いテーマですね。ただ人間は越えられないのに、という感じが出てしますと、俳句としては少し時事的な社会を切る感じになっちゃうので、もう少し渡り鳥の季節感を詠みたいところだというのが一つの印象です。もちろん世相を切るジャンルもあると思います。

「も」「笑顔」が切りなります。

かろやかに国境をゆく渡り鳥

「かろやかに」くらいが、皮肉をゆるやかにしたラインかと思います。いかがでしょうか(*'▽')

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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国境をいくつ越えしや渡り鳥

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。はじめまして。

俳句にはニヒリズムの側面もあるのでテーマとして否定するものではありません。
が、表面に出しすぎるとあまり格好よくないですね。

(以下、ちょっと厳しめです)
御句の場合、
◆「国境も」の「も」、なぜ「も」を使ったのか伝わりません。他に何を行き交っているのか・・・それは、この句に不要な情報かもしれません。
◆「笑顔で」渡り鳥はなぜ笑顔なのでしょうか・・・
◆「行き交う」渡り鳥はあまり「行き交い」ませんね。秋の渡り鳥は越冬地に向かうばかりです。
◆「笑顔で行き交う」ここがファンタジー風になってしまいました。
◆「渡り鳥」・・・正直、渡り鳥でなくても他の鳥でもよい句ですね・・・季節性も不要ですし・・・

・国境をいくつ越えしや渡り鳥
・国境も紛争もなく渡り鳥

点数: 2

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目に見へぬ国境越へて鳥渡る

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

肥川 稔さん、こんにちは。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。

御句、これまたいい目のつけどころですね。私たちの年代では「イムジン河」という、南北朝鮮の国境を取り上げた素晴らしい歌がありましたが、今の若い方々はご存知ないでしょう。
さて御句、悪くないのですが、突っ込みどころがいくつかありますのでちょっと見ていきます。
「国境も」。「〜も」という助詞を使う場合は、並列する他のものを示唆できないと、単に音の流れで「〜も」と置いたように読めてしまいます。この場合は、国境でない他のものは何でしょうか?
「笑顔で」。お気持ちはわかりますが、鳥がどんな顔をしているか、誰にもわかりませんね。
「行き交う」。渡り鳥はそんなにあっちへ行ったりこっちへ行ったりしないのでは?一方通行のほうが、「お、また来たな!」「ああ、去っていくんだね…」という感慨が生まれます。もちろん、年間を通してみれば「行き交う」かもしれませんが、そんなに長い時間を読むのは大変です。

そこで提案句です。国境といえば普通「柵」「フェンス」が思い浮かびます。しかし空を飛べる鳥にとってはそんなものは無いに等しい。そこで海や山のような、目に見えぬところにある国境を詠み込みました。
また、推敲の過程でどうしても「〜の空を」と言いたくなる時がありましたが、渡り鳥が地上を歩くはずないので「空を」は不要だと思い、入れてしまわないように気をつけました。

御句のテーマはとても好きです。私の提案句はお手本とかの意味ではなく、大したものではないので、これから出てくる他の方々のコメントや提案句を参考になさって、ご自身の句を磨き上げてください。

点数: 1

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