俳句添削道場(投句と批評)

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蜜柑落つニュートンの子の帰り道

作者 紅輪  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

初めて投句させていただきます。宜しくお願いします。

落ちた蜜柑の側を帰宅途中の小学生たちがそれを気に留めるでもなく賑やかに通り過ぎていく様を詠いました。

蜜柑を林檎に置き換えて思い出したのがニュートンです。子供たちを「ニュートンの子」と見立てたのは、彼らもニュートンらの偉人と変わりなく、学びの中にある身と捉えたからです。大袈裟ではありますが、実感です。「林檎」→「蜜柑」というスイッチに呼応するように「ニュートン」→「子」と相をずらしました。

「帰宅道」でなく「帰り道」とし、子供達がいる雰囲気を出しました。

「落つ」としたのは重力を表すためですが、初心者としては、落ちている蜜柑の様を表すのに「蜜柑おつ」としたのは文法的に正しいのか、無理がないか、効果的なのか気になります。

この句をより鮮やかにするとしたらどのようになるか、皆さんのご意見や、ご添削をお願いいたします。

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「蜜柑落つニュートンの子の帰り道」の批評

回答者 イサク

おはようございます。はじめまして。

他の方から良い意見がいろいろ出ていますので、かぶらないように書きます。

まず、コメントで書かれているようなことはわかりません。
◆「スイッチ」「相をずらす」というテクニックのようなことが書いてありますが、どこかの俳句の本にあったのでしょうか? ピンときません。
◆「ニュートンの子」と出てきたら「ニュートンの実子」がまず思い浮かびます。見立てなら見立てとわかるようにしないと、つたわりません。
 例えば「小学生は皆ニュートンの子」と書けば、見立てているのはわかります。

紅輪様の言いたいことだけを十七音にするのならば
「蜜柑落つ 君たち皆ニュートンの子」という感じです。
通学路とか帰宅中とか出していると十七音に入りませんね・・・

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「蜜柑落つニュートンの子の帰り道」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

紅輪さん、こんにちは。初めまして。御句の感想と提案句を置かせていただきます。

紅輪さんは、この道場へのご投句は初めてでも、作句のご経験はかなり長いものと拝察します。それはコメントの詳細さにも現れます。
ただ、ご存知のように、道場以外の場では、こうしたコメントは伝えることは出来ず、俳句そのものだけの勝負になります。
ですので、ここは、道場といえども、句だけで伝えたいことが伝わるか?というのがポイントになります。

さて御句。その意味で、この句で紅輪さんの伝えたいことがしっかり伝わるかというと、ちょっと難しいのではないかと思いました。
その理由。
まず、「蜜柑が落ちる」ということと、林檎が落ちることでニュートンが万有引力の法則を発見したと伝えられる逸話を結びつけるのは、そんなにすんなりいくものではないだろうということです。
そもそも、蜜柑が落ちたその場を、「子どもたちが何も気づかず通り過ぎてしまって」いますよね。その情景をお詠みになったとのことですが、そこにどれほどの感動があるでしょうか?これは要するに、なんでもない日常の風景ですよね?
例えば、蜜柑が落ちて「すごい!」と驚いていたとか、じっと見つめていたとか、振り返り振り返りしていたとかであれば、そこに味わいが生まれてくると思いますが、「気に留めるでもなく賑やかに通り過ぎてしまった」のですよね。

次に、「ニュートンの子」という措辞ですが、これもなかなか難しいと思います。一般に、偉人の名前を挙げてその「子」という場合は、その偉人を彷彿とさせる特別な才を持って生まれた子を指すのではないかと思います。しかしコメントでは、単に「学びの中にある」ということで「ニュートンの子」としている。ということは、日本中の子どもはみんなニュートンの子となると思いますがいかがでしょう、それでよろしいですか?

私はなにも、初投句の紅輪さんを問い詰めるつもりは毛頭ございません。それどころか、なにか底知れぬご才能を感じて、興味を持ってお聞きしています。私がものを知らなかったり、考え違いをしていることも往々にしてあります。是非ご返信いただければ有り難く、よろしくお願いします。

点数: 2

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「蜜柑落つニュートンの子の帰り道」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
はじめまして、げばげばと申します。

コメントを読むに、かなり句を詠まれてきたのでしょうか?そういう感じがしました。
「この句をより鮮やかにするとしたらどのようになるか、皆さんのご意見や、ご添削をお願いいたします。」というコメントなので、みなコメント、添削を置くのをためらっています。
このコミュニティは誰が先生というわけでなく、上下もなく、思ったことを言い合うサイトになっています。その結果、自分になかった発想などを埋めていくことができています。ただ、紅輪さんが考えたことを鮮やかにできるかと言われたらみな不安かもしれません。

前置きが長くなりましたが。
駆け出しのげばですが、思ったことを言うサイトなので参上しました、ご容赦ください。
御句、初読は光景が見えませんでした。蜜柑と子供と帰り道はありました。ニュートンの子が見えずでした。

通学の子らにぎやかや蜜柑落つ

コメントを見ると↑くらいから始まる感じかと思いました。落ちたる蜜柑が正しいかもしれませんが。
ここから、詩を出していこうと、ニュートンの子に見立てたことで、わからなくなりました。
取り合わせとして、ニュートンと落つ、も、ニュートンだから落つにしたという雰囲気が漂い、近さも少し感じます。

通学の子らにぎやかや蜜柑落つ

まったく鮮やかにはなっていませんが、景はちゃんと浮かぶかなとは思います。添削でも提案でもありません。げばの鑑賞力不足かもしれません。みなさんのご意見を参考にしてください😆

点数: 1

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「蜜柑落つニュートンの子の帰り道」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

初めまして。

「ニュートン」という言葉には、当然、万有引力のイメージ、リンゴが落ちるイメージが含まれていますね。果物を変えたくらいでは、その当たり前の連想からは抜けきれていないですね。「ニュートンの子」も何がいいたいのかわからないのは既出の通りです。(流石に字面だけでコメントの内容は伝わらないかと)

一番の問題点は、気になる果物ならなんでも成立することです。つまり季語が動くというやつで、主役にすべき季語が別になんでもいいものになってます。
一番動かないのは「林檎」で、「林檎落つニュートンの子の帰り道」とした方が一番マシになります。

「ニュートン 俳句」でググると以下のおーいお茶の入選句が出てきました。

ニュートンが落としたため息りんごの実 野口 陽子 16歳

こちらは、なっている「りんごの実」を見て、あーニュートンもいろんな苦労があってため息ついたのだろうなぁ。という誰にもわかる実景と感情になっていて、きちんと林檎が主役になってますね。

点数: 0

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