俳句添削道場(投句と批評)

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待宵の月のクロノスタシスかな

作者 げばげば  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

兼題月を詠もう④

クロノスタシス「時計の針が止まって見える現象」
たまにはちょっと浪漫路線に。きのこ帝国さんの曲より。
なかなか月が出ないなあ、なかなかあの子は来ないなあ。まだこの時間かー、、。月と時計しかない景色。

待宵の月はクロノスタシスかな
「は」かなー。
クロノスタシスのやうな待宵かな
クロノスタシスなる待宵の月かな
語順替えがいい?比喩ともまた違うし。

みなさんご意見をよろしくお願いします。

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待宵はクロノスタシスてふ刹那

回答者 卓鐘

うむ。コメント通りに、「なかなか月が出ないなあ、なかなかあの子は来ないなあ。まだこの時間かー 月と時計」を句にしたとしたら、理屈だらけの句ですね。。そう読んだら句がかわいそうなので、コメントは忘れて、初読の感想だけでコメントします。

「待宵の月をみあげたらクロノスタシスにより止まって見える」という意味と読みました。だけど、月が止まって見えるのは当たり前なので、さらに読んでいくと、「かな」の詠嘆によって、一瞬止まったけど次の瞬間少し動き出した(ように見えた)。そんな一瞬の月のゆらめきのようなものを詠んだ句と解釈しました。

次に、「待宵の月」の必然性を考えます。名月を待っている心情が含まれる一歩未完成な月ですね。すると、一瞬「待宵の月」を見た時、満月(名月)のような気がしたでも直後にまだ満月に満たないことに気づいた。そんな風にも読めますね。すると待宵は生きている気がします。

「待宵の月はクロノスタシスかな」
待宵の月というのは、クロノスタシスかな?と疑問のかなに見えますよ。。

「クロノスタシスのやうな待宵かな」
目を写した時に、一瞬止まっている錯覚のような月だなぁ。どういうことだろう。。

「クロノスタシスなる待宵の月かな」
止まって見える錯覚である月だなぁ。
前と同じですが、クロノスタシス=止まって見える錯覚=月が詩としても無理があると思いました。

意味とは別に、本句もこれらの3句も美しい光景を詠もうとした割に調べが美しくないのがとっても気になりました。
「クロノスタシス」を使いたいばっかりに、調べを無視したという感じでしょうか。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「待宵の月のクロノスタシスかな」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

とりあわせチャレンジですよね?
その前提で。

◆とりあわせにしては理屈が先立っていると思います。「近い」とも言えるかも。
 「待つ」「クロノスタシス」という時間感覚での発想なので。
◆「待宵の月」としたので「小望月」「十四夜」「翌日の名月を待っている」の意で受け取ります。これは意図的でしょうか?
 コメントでは「人を待っている」ようですが・・・コメントだけですか?
◆「クロノスタシス」をどこまで「クロノスタシス」するか・・・
 時間を長く感じることと、瞬間的に時間を遅く感じる「クロノスタシス」は厳密には違いますよね・・・
◆コメントからは「月はクロノスタシス」などの候補もあったとのこと。
 とすると「月」を「クロノスタシス」の象徴としているのだと思いますが、とすると「月が遅く見える(止まって見える)」ような解釈・・・?
 でもそういう狙いはなさそうな気がしました。

単語は少ないですが、要素を詰め込み過ぎているのでしょうか・・・?
という気がします。

・待宵のクロノスタシス月傾く

点数: 1

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