「堀割に緑を映す柳かな」の批評
回答者 ハオニー
当たり前を言わないように、沈黙は金です
映るものを映ると言っても当たり前です
堀割は水路ですから、水面に緑が映ってもごく自然なことです
だから私は「映す」は言いません
そして柳は緑だから不要かと思われます
そもそも緑も季語になり得るから怖いのです
しかし、「緑」と言わないと作者の意図が通じないと私は判断したので残します
これは「かな」を消すとまとまるものです
「かな」は2音あるので、そこを動詞の補強に用いれば6音も使えます
これは動詞に懸けるべきです
堀割へ緑覗かせたる柳
切れ字に翻弄されるより、動詞をうまく使う方が俳句の上達は早いです
私が切れ字よりも先に勉強したのは、動詞の選び方です
安易な選択、平凡な選択、理解不能な選択などを見極めるためなのです
これがベストな選択だと他人に思わせるのは難しいですが、少なくとも3割くらいの共感者は欲しいものです
点数: 3
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柳と水の取り合わせが綺麗かなぁと考えていて、柳川での川下りを思い出しました。
川の水の色が、柳のような緑色なのがいいなと感じて、そのまま言いました。