俳句添削道場(投句と批評)

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ニツポニアニツポンのよる鴇ねむる

作者 げばげば  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

トキの寝てる動画を見たので、作句。
嘴を羽根に埋めてる光景が愛らしくてちゃんと描写しようと思いつつ、言葉遊びに行ってしまった、、、。
ニッポンへのメッセージ性とかはなく、言葉のリズムが良くて作句。結果、夜鴇が眠るだけの光景、もうちょい描写しないと。でも中途半端になるならこれくらいやろう、、、。

みなさんご意見よろしくお願いします。

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「ニツポニアニツポンのよる鴇ねむる」の批評

回答者 74

こんばんは。いつもコメントありがとうございます。
鈴虫の句ですが、コメント欄に書いたつもりになっていたのですがダイニングルームで飼育されていた鈴虫を描写したつもりでした。伝わらないのでダメでしたねーorz
鈴虫が居るダイニングを選ぶと家鳴り(兼題の要素)が邪魔になるし、他の季語を立てる自信がないという…テーマ選びと要素の取捨選択がどうにも上達しないです^^;
ちなみに、家鳴りは木造住宅ならほぼ確実に聞けると思います。木材が湿度変化で伸び縮みする際の音らしいので。
https://youtu.be/4zVZrMXJ5Yg
こちらの動画だと「ピシッ」「パキッ」のような音ですかね。他に「ミシッ」「ドッ」のような音もあるかと…他に物音が少ない夜間に気付きやすいと思います。たぶんそれと認識してないだけで聞いたことはあるのではないかな?と思います。

御句拝読しました。
トキだー!と新潟県出身として反応せずにいられませんでした(笑)
学名が調べになってて面白いですねー。学名トキの夜鴇眠る…ひらがな表記は鴇と合わせた熟語っぽくならないための配慮だと思うのですが、私は「寄る」と解釈する方がすんなり読めてしまいました。夜だったのか!?とコメント欄を読んでわかり少し驚きました。
〇〇の朝は早い…のようなナレーション調の「ニツポニアニツポンのよる」だと読み取れば違和感はないのでしょうか、それよりは下五を「眠る鴇」の順にしたら私のような誤読はなくなるかな…
トキが寝るのは巣である木で、しっかり枝に止まりながら体を枕にするように嘴を羽根に埋めるんですね。器用ですねー実際に見てみたいです。

げばげばさんのチャレンジいつも楽しく読めて勉強になります!φ(..)メモ

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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ニッポニアニッポンて誰鴇ねむる

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

この句、上五中七の「ニッポニアニッポン」と「~の夜」をどう解釈するか、という点ですね。
これを季語「ニッポニアニッポン」=「鴇」と同じものとしてしまうと、「トキの夜トキ眠る」ということになってしまいますね。
学名を俳句に持ち込んだことを考慮して少し別の解釈をしないと、という受け手のセンスも問われてしまうという・・・
「~の夜」で一度絶滅したことを表したのか、とか。

でも、俳句としてはそこまで難しく考えずに調べをキャッチしておきたいのが本音。

ところで
・ニツポニアニツポンねむる鴇ねむる
↑これ、推敲途中で思いついてませんか?

点数: 1

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「ニツポニアニツポンのよる鴇ねむる」の批評

回答者 はや

句の評価:
★★★★★

ニッポニアニッポン、おもしろい学名ですよね。それを俳句にもってきたとは!
トキの漢字は迷わず「朱鷺」と思っていた私にとって、「鴇」の表記が新鮮でした。「朱鷺」だと希少な鳥というかんじがしますが、「鴇」だとあくまで等身大としての鳥、人間が勝手に騒いでいるだけ、と潔いかんじがします。
同じ鳥を指しているのにニッポニアニッポンと鴇とを並べたことで「人の捉え方で扱いが全く変わる、一羽のトキにとってはそんなの関係ないことなのに」と言われているような気がしました。

「秋晴を…」の添削ありがとうございました。
助詞以前に、「秋晴と長靴の組み合わせはおかしい」となるのかなと実はドキドキしてました。
「や」は秋晴が句全体を包む、というイメージがとても分かりやすかったです。
「や」にすると、皆様がよくおっしゃる三段切れになるのではと避けていました。が、使う場面だったのですね。
勉強になります。そして勉強楽しい!
いつもありがとうございます。

点数: 1

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「ニツポニアニツポンのよる鴇ねむる」の批評

回答者 知世

句の評価:
★★★★★

いつもお世話になっております。
しりとりゲームの「ロシアンブルーのやうな幽天」良かったですね〜。
げば様の句はじめけっこう良句がサラッと流れてしまうのは少し勿体無くも思えますね。

ニッポニア・ニッポン、ゴリラ・ゴリラ・ゴリラを超える声に出して読みたい学名ですよね。
私もはや様と同じように日本の象徴として眠るトキ(あるいはその眠りもモニターで見守られているのかも)と1羽の鳥として眠るトキが一つの体に重なっているかような印象を受けました。

ニツポニアニツポンのよる鴾のよる
考えましたが元の句の方が良いですね。

点数: 1

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ニツポニアニツポン鴇の深眠り

回答者 よし造

句の評価:
★★★★★

拙句・・イサクさんがいうような高度なテクニックを使ったわけではありません。こういう解説をして下さる方がいると、得した気分です。単純に上五を終止形で切っただけです。秋刀魚焼くの次は体言が来る方が多いので、音に掛けて読まれることは自然かもしれません。どちらがいいということではないのですが、一つ指摘されて気づいたことは、古びし音でなく、音の古びしと日常から使っていることです。ヒマワリは綺麗だといい、綺麗なヒマワリとは言わないということです。面白い指摘ありがとうおございました。
御句・・学名なんですね。ならば、同格にして詠んで見たのが掲句です。意味でとったら、駄目ですが、感覚的には日本列島も鴇も眠っていると感じられませんか。

点数: 1

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