俳句添削道場(投句と批評)

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秋晴を吾子の長靴かぽかぽと

作者 はや  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

最近長靴がお気に入りの我が子、晴れの日でも構わず履いています。一緒に歩いていて、雨の日とは違う長靴の足音が楽しいなあと思って作りました。
秋晴に?秋晴を?でかなり悩みました。これでよかったのかどうか…

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「秋晴を吾子の長靴かぽかぽと」の批評

回答者 まほろば

はやさん、初めまして。
当道場に昨日から投句し始めました。

素敵な句ですね。
かぽかぽと、がとても愛らしく、吾子ちゃん(笑)の幼な子特有の何かユーモラスで、自由で自然な歩の進み方で、喜びを振りまいてる様がしっかり伝わって来て微笑ましいです。秋晴れをの方がいいように感じます。
多分ご存知の事と思いますが、プレバトで
本上まなみさんや菊池桃子さんがやっぱりお子さんとの一コマで一位になっていて、ママさん俳句はつくづく無敵だな〜と思いました。
歳に似ず日頃緊張がちな中熟年ですが、幸せで柔らかな気持ちになれます。ありがとうございます。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「秋晴を吾子の長靴かぽかぽと」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

俳句助詞見習い研究員 卓鐘です。

・秋晴や吾子の長靴かぽかぽと
「や」は、その光景を見せて次の光景に映る効果があります。先に、空気の爽快な抜けるような青空。かぽかぽ音を立てている子供の長靴に焦点が当たる。そしてそのかぽかぽの音は秋晴れにまた戻っていきます。

・秋晴を吾子の長靴かぽかぽと
「を」は、その空間や時間を広々と使ってという意味。秋の澄んだ広い光景の中、かぽかぽと走り回っている吾子がいます。光景は一つ。かぽかぽの音が秋晴れの空間に広がります。焦点は絞られない。

・秋晴の吾子の長靴かぽかぽと
「の」は意味や焦点を絞っていく感じ。秋晴れ→子供→足元の長靴→かぽかぽ音がするというように映像がぐーっと絞られていきます。

・秋晴に吾子の長靴かぽかぽと
「に」は、
1、「その場所にずっと」というニュアンス
2、ただ単にその時間・空間にという意味
3、「〜のために」という理由
以上3つがありますが、カポカポと(なっている)で、1は変なので2か3になりますが、2の意味で使うと散文的な香りがしてきます。

・秋晴で吾子の長靴かぽかぽと
場所の強調と理由(〜が理由で)の意味がありますが、この句の場合後者になってきますね。

点数: 3

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「秋晴を吾子の長靴かぽかぽと」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています!

御句、いいですね。
秋晴なのに、長靴?というところに、さらにオノマトペで可愛さをたたみかけ!いい感じです。

上五の助詞は「に」だと、秋晴と天気に履いてる、って天気の説明感を感じるイメージ。
「を」だと、秋晴という空間を吾子が歩いている感じなので、「に」より「を」の方が良いかなあ。
「や」はどうだろう。
今は長靴にアップがいく感じだが、「や」にすると、秋晴が句全体を包んでる感じがしますがいかがでしょう。ニュアンスで書いちゃうから気をつけないと。
「を」にするか「や」にするかは悩むかも。

秋晴や吾子の長靴かぽかぽと

あー秋晴だなあ。カット変わって吾子にズーム、そしてぐーっと長靴にズーム。あれ?長靴?かぽかぽで、あーーなるほど、子どもが晴れでも長靴でかぽかぽ楽しんでるんだねー、と思うと、また秋晴のこの爽やかな陽気と最後に響き合う。そういう印象でした。いかがでしょうか?いや、げば、「や」はあかんぜとなるのかな?この辺り理論がまだ追いついてなーい😎

とても爽やかな句でしたー、はやさん。やはり実感句はいいなあ。

点数: 2

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「秋晴を吾子の長靴かぽかぽと」の批評

回答者 74

句の評価:
★★★★★

こんばんは。いつもお世話になっています。
御句、最高です!
「秋晴や」とカットを変えなかったから、親が並んでずっと歩いているような印象が出ていると感じます。子どもの楽しさが下五の「かぽかぽと」の音の描写で伝わりますし、それを隣で手を繋ぐか近くで見守りながら一緒に歩いているんだな…と親目線全開で読み取りました。
このままの方が断然良いと思いますが、「や」の方がいいんですかね?それだと吾子よりは「子ら(よその子含む子どもたち)」と詠む方が自然と感じます。重ねて言いますが親目線です(笑)

長靴のちょっと特別な雰囲気がきっと楽しいんですよね。お子さんの長靴ブームの俳句での切り取り大成功ではないでしょうか?

点数: 2

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「秋晴を吾子の長靴かぽかぽと」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

呼ばれていませんが再登場です。
74様のコメントを受けて。

「や」の方が「必ず良い」と言えません。
「を」には「を」の意味や目的がありますので、作者の意図として「を」が適しているならば「を」です。それは受け手の目線でも同じです。

私も(たぶん卓鐘様も)それを御自身の考えで選んでほしくて、書き並べています。

点数: 2

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「秋晴を吾子の長靴かぽかぽと」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

好みも多少ありますが、
俳句的には「や」、次点「を」、次点やや下で「の」、最下位「に」、論外「で」ですね。
・秋晴や吾子の長靴かぽかぽと
・秋晴を吾子の長靴かぽかぽと
・秋晴の吾子の長靴かぽかぽと
・秋晴に吾子の長靴かぽかぽと
・秋晴で吾子の長靴かぽかぽと
意味と用法と効能は、このサイトに出没する助詞マスター様達にご確認を。
「秋晴れて」とか活用を入れるときりがないので、そちらは省略します。

句の方はシンプルで良い句ですね。
上に書いた通り、私だったら「や」で切りたくなります。
季語+「や」の上五は、俳句の基本形のひとつです。

点数: 1

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「秋晴を吾子の長靴かぽかぽと」の批評

回答者 たんせき

句の評価:
★★★★★

はやさん、初めまして、そしておはようございます。また感謝、アドレスありがとうございます。
この俳句の『かぼかぼ』という表現がとても良いですね。

点数: 0

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