俳句添削道場(投句と批評)

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老い母のひねもす寝たり春炬燵

作者 たんせき  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

初めて投稿する初心者です。
ご指導お願いいたします。

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老い母の日がな守りする春炬燵

回答者 なおじい

たんせきさん、こんにちは。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。

御句、年老いたお母様が、炬燵で一日中寝ている。もう暦の上ではもう春だけど、まだまだ寒い日が続いている。
一日中寝ていると言っても寝たきり老人ではない。寝ているかと思えば起きているようであり、起きていると思えば寝ている…。
そんな情景だと思いましたので、私は、「一日中寝ている」とは言い切らずに、一日中炬燵にいる、と詠ませていただきました。その際に、まず、「ひねもす」は「春の海」の印象があまりにも強いので、他の措辞を探し、次に、寝たりは「守りする」としてみました。私が小さい頃に炬燵から出ないでいると、親から「いつまで炬燵のお守りをしているんだ!」と言われたのを思い出したからです。
ちなみにこの場合の「お守り」は、「子守り」と同じような意味で、合格祈願とかの「お守り」のことではありません。

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★★★★★

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「老い母のひねもす寝たり春炬燵」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
はじめまして、げばげばと申します。

御句拝読しました。
初めて投稿ということですが、俳句は何度も詠まれたことがあるのですよね。
内容も文法も破綻せず。老い母という措辞も俳句でときに使われる措辞、老いし母としないところも。中七を切って季語に向かうところも、それなりに俳句を詠まれてるのかなと思います。

中七はひねもす寝たりが、ひねもすのたり、の名句の響きになっていますが、1日中寝ているという母の老いを表していますか?それとも春になってもまだ寒いという季語についてを表す中七ですか?
今は年老いた母というのが前面には出ています。お母さん大丈夫かな?という心配が勝つというか。
季語に寄せるなら、うたた寝くらいがいいかもですね。

老い母の二度のうたた寝春炬燵

これくらいです。

添削というわけではありません、句意がどちらかということによって変わるというところでした。
おそらく完全初心者ではないと思いコメントを書かせていただきましたが、完全初心者なら、よくしっかり詠めているなああと思いました!
ぜひ、2作目もお待ちしています。コメント欄に少し句意を残しておいていただけると、そのとおり届いたかというコメントをしやすくなるかもしれません!よろしくお願いします(^。^)

点数: 0

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老い母のひねもす寝たり春の雪

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

初めまして!
練習なので、季節違いはおいておきましょう。作句をしていくと、その季節を詠んでみたくなると思うので、その時は歳時記片手に当季を詠むようになると面白さが増しますよ。

季語が一つあること
・切れがあること
・5・7・5の定型であること
これを満たせば、俳句の約束(破られることもテクニックとしてある)は十分であり、御句はこちらはバッチリ満たしていますね。その点は評価に値します。

作品として世に評価される句(読み手が感動する作品)に仕上げていくには、あまりに奥が深いのでなかなか文章で書くのは難しいですが、以下の点を意識するといいかもです。

・詩情があること(読み手に届くこと)
・言葉によるオリジナルな発見があること(知らなかったことを知るのではなく、そういうことあるよね、あーそんな見方や表現があるのか、など共通認識を土台に作者ならではの視点・表現があること。)

とはいえ、こういうのって狙ってもなかなか難しくてみんな苦労しているんですけどね。でもたまに、うまくいって、一生に一句でも後世に残るようなものができればいいなと励んでいます。

御句ですが、「年取ったお母さんが、一日中春炬燵で寝ています。」それを「ひねもす」や「たり」などの文語で書いているだけと言った作品になってます。また、春炬燵って、一日中だらだら寝ちゃうという、ごく普通の類想になっています。数音分のオリジナリティーが作品としては必要です。
「母が一日中ねている」「春炬燵」の取り合わせが近すぎる(当たり前すぎる)とも言えます。

「母が一日中ねている」を生かすなら、季語を変えてみるのも一つの考え方となります。(当たり前のことでも、意外な季語と組み合わせがあると一気に、詩情やオリジナリティーが発生することがある。)

何か他に良い取り合わせ、もしくは、寝る母と春炬燵を生かす方法など、後のコメンテーターに譲ることとします。(思い付かないだけ^^)

点数: 0

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添削対象の句『老い母のひねもす寝たり春炬燵』 作者: たんせき
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