「銀杏青し今朝もう五度めの救急車」の批評
回答者 なお
こんにちは。小西晴菜様、いつもお世話になってます。
御句、病院の方々のご苦労は計り知れないものがありますが、ご近隣の方々もこのように心労がおありなのですね。お察しします。
救急車というのは、見ても、サイレン聞いても、言い知れぬ不安感が心をよぎりますよね。できれば一生、乗りたくもないし呼びたくもないですね。
「銀杏青し」については、私は、銀杏が青いのだから夏のことだろうと思いました。黄色なら秋、散ってしまえば冬だ、というざっくりさです。
コメントを読んで、今は銀杏が青いからまだコロナで大変なのは仕方ないけど、あの銀杏が黄色くなる頃には落ち着いてくれたらなぁ、という意味が込められていると。
「今朝もう五度目の」という措辞は、お気持ちはわかりますし、私もこのように詠むと思います。しかし、ちょっと言い換えてみました。
銀杏青し今朝も幾たび救急車
「昨日も一昨日もサイレン聞いたよ。それも一度ならず何回も。今朝も、もう何度目かわからないくらい聞いたよ〜」という意味といたしました。具体的なほうがいいとは言われていますので「五度目」の扱いを悩みましたが、この回数に特にこだわる必要はないのではと思い、外させていただきました。
サイレンの音が気にならない日が早く来るように私も祈ってます。
点数: 1
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コロナ専門病院の近くに住んでいます。
自宅前の国道が救急搬送の通り道です。
街路樹が、例年通り黄金色に変わる頃には、収束していてほしいと祈ります。
(「銀杏」は「ぎんなん」ではなく「いちょう」です。)