俳句添削道場(投句と批評)

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ニホンザル西瓜喰えぬぞ電気柵

作者 オマちゃん  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

当方、お猿さんは好きなのですが、農作物を荒らす凶暴なニホンザルはちょっと愛でられません。
実際に、ニホンザルの農作物被害の対策として、電気柵を設置することがあるそうです。

本句の悩みどころは、中七の「喰えぬぞ」でした。電気柵を設置した畑主さんがニホンザルに向かって言っているところを表現してみたつもりではありますが...。
「喰えぬは」にしたら、説明臭くなるかなぁ、など、考えを巡らせてみましたが...。
そもそも、これ三段切れでしょうかね。
忌憚のないご意見をよろしくお願い申し上げます。

最新の添削

「ニホンザル西瓜喰えぬぞ電気柵」の批評

回答者 鬼胡桃

こんばんは。
句を読みまして、
卓鐘さんと被りますがまず三段切れを感じました。
あと難しい点ですが、俳句季語を主役にしないといけないのですが、この句は日本猿が主役みたいな形になってます。
例えば、(大玉西瓜)とか、(畑の西瓜かな)みたいな表記ですと、季語のスイカの映像に比重をかける事が出来ます。
あと、最近夏休みの句を投句しましたのでよろしければコメントお願い致します。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

サル見をり電柵の守りたる西瓜

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句、拝読しました!
確かに三段切れの様相がありますが、上五中七のつながりはありますけどね。
解消としては、
電気柵西瓜を喰えぬニホンザル
としましたが、電気柵がオチ的な感じなら、下五に置いておきたい気はしますしね。

でも、季語が西瓜だけども、視点はサルと電気柵にずーーとズームアップされて、西瓜にはあまり気がいきませんでした。

サル見をり電柵の守りたる西瓜

こんな感じで、西瓜にズームアップしてみましたが、そんなに季節感は出ないかも。いかがでしょうか(*'▽')

オマちゃんさん、興味深い句がどんどん出てきますねー👍

点数: 1

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西瓜守れニホンザル除け電気柵

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。オマちゃん様、いつもお世話になってます。
拙句「黒白の種、西瓜」ご評価ご添削有難うございました。
オマちゃんがコメントでおっしゃっている黒と白の順番の件は、まさしくその通りです。普通は白黒と言いますね。でもスイカの種では黒が大人だろうと。読みとってくださって嬉しく思いました。
実はこの私の「黒白の種ありてこそ西瓜かな」を詠んだのは、直接的には種なしスイカをいただいたことがきっかけですが、元々はある句に触発されだからなのです。
私の好きなコミックの中に、俳句が趣味のおじさんが出てくるのがあります。この人が結構いい句を詠むのですよ。その一つに「黒い種白い種ある西瓜かな」というのがあり、妙に気に入っていました。だけどここに投句するわけにもいかない。
そんな時に種なしスイカを食べたので、この機会にと、あらためて私流に詠み直し、例の「黒白の…」を投句しました。自分でも、「黒白の」とするより「黒い種白い種」と分けたいと思いながら…。
そしたら今日、卓鐘さんの提案句が同じような響きでしたので、やっぱりそうなるよな、と思いました。
オマちゃんも、好意的に読んでくださって有難うございます。

長くなりました。
御句。この情景、よくわかります。私は今は自粛中ですが、コロナ前までは山歩きをしていましたから、こうした電気柵はよく見かけました。でもそのほとんどはシカ対策だったような?

設置した人が猿に呼びかけるような作りの句ということは、
「やいニホンザル!お前たち、西瓜を食べようとしても電気柵があるから食えないぞ」ということですね。でもこれは、コメント読まなければ、第三者がニホンザルに、「おい、お前たち。気を付けろよ。電気柵があるぞ」と言ってるようにも取れます。それでもいいのであればこのままでいいですけど。
いずれにしても、俳句としては、ニホンザルか電気柵の句ですね。西瓜でなくてもいいような…。

提案句は、無理矢理、思いきり西瓜を立たせてみました。でも立っているかな…(笑)。

点数: 1

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猿吠える西瓜畑の電気柵

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

コメントありがとうございます。また、いつも見ていただいているとのこと、恐れ入ります。

御句ですが、「喰えぬは」としなくても、電気柵があるから食えないという理屈が前面に出てしまっている句となっています。西瓜畑に電気柵があればそれは動物よけということは分かりますし。猿に向かって、おいもうこれで食えないだろう。では、切り取った場面としてあまり詩情というものが感じられません。句想に難ありというところです。

切れというのは、活用後の終止形、切れ字(や、かな、けり など)、体言止めによって作られます(厳密には切る意思があれば切れとなりますが、これは難しいので)。このうち、体言止めはそこだけ見ても分かりませんが、御句の場合、「ぞ」によって日本猿!という呼びかけに見えますので、三段切れになってますね。

句想に詩情が見つけられないため提案も難しいところですが、

点数: 1

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ニホンザル来ては西瓜の甘かりけり

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

卓鐘様の意見に追加フォローをば。
三段切れがダメ、なのではなく、狙ってもいないのに三段切れになっているような俳句は、どこかが不自然になっていたり、余計なものが入っていたりする可能性があるので、そこでチェックすることが可能ということです。
この句の場合は「ニホンザル」、季語「西瓜」+「食えぬ」、「電気柵」みっつの要素を全て対等に十七音に収めようとしているので、それが三段切れの一因になっているように思います。

あと、なおじい様の指摘に近いものがありますが、標語っぽいですよね。
「ニホンザルから作物を守る電気柵」の句ですよね・・・

ということで季語「西瓜」で詠むならば「ニホンザル」「電気柵」どちらかを弱めるか省略したほうが・・・
・電気柵怖きや西瓜護るために

点数: 1

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