俳句添削道場(投句と批評)

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蛇口より水の滴る夏休

作者 洋子  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

夏休の中 少し蛇口がゆるかったのか ポタリポタリと水が滴り落ちて新学期までそのままなのか 少し侘びしさを感じました

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人の居らぬ蛇口ぽたりぽたり夏休

回答者 イサク

おはようございます。

風景は見えています。

◆なおじい様の「蛇口より水の滴る」が当たり前に感じる件、ここに「蛇口」「水」「滴る」で意味の重なりがあるためです。どれを削る、あるいは言い替えるのが美しいでしょうかね?
◆下五「夏休み」の前で切っておきたい(今も読みようによっては切れています)というげばげば様の意見、わたしも同意です。

・水滴を零す蛇口や夏休
・蛇口より這出ずる水夏休

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「蛇口より水の滴る夏休」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句、これは佳句ですね。
誰もいない夏休みの校庭に、蛇口の水がゆーーっくり一滴。ゆーーくり一滴。と滴る様子が浮かんできました。確かにどこか物悲しさを感じられるかもしれません。

滴れる蛇口のしずく夏休

蛇口の水の滴れり夏休

語順、ちょっと悩みました。中七を切りたくなったからでしょうか。滴っているという存続感をもう少し出したかったからでしょうか。結果どちらもうまくいってません<(_ _)>原句そのまま楽しませていただきます。

点数: 0

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ポタポタと蛇口のゆるむ夏休

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。洋子様、いつもお世話になってます。

御句、夏休みの学校の誰もいない様子がよく言い表されていますね。いい句です。
僭越ながら私が俳句が初めての人にアドバイスする場合に、「誰もいなくて寂しい」とかの場合でも、ダイレクトにそう言わずに他の言い方でその感情を表現してみてとお伝えしています。この蛇口のくだりはまさにそれですね。そこはかとない寂しさを感じさせます。さすがと思います。

ただ、洋子さんだからこそ申し上げますと、「蛇口より水の滴る」という上五中七は、ちょっと「当たり前のこと」と言われるかもと思います。
その点、げばさんの添削句「滴れる蛇口のしずく夏休」であれば、「しずく」という言葉で、あ、きっちり閉めていなくてポタポタと垂れているな、ということが鮮明になると思います。
私の添削句は、ポタポタというオノマトペを使い、「ゆるむ」という措辞で夏休みの学校のトローンとした雰囲気をイメージさせたつもりです。

点数: 0

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添削対象の句『蛇口より水の滴る夏休』 作者: 洋子
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