夏畑青に噎せ食む熟れトマト
作者 すみれ 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
最新の添削
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噎せかへるほどにトマトの香の青し
回答者 げばげば
こんにちは。
すみれさん、どんどん句想がわいてきますね(*'▽')
御句、トマトで夏の季語、夏畑も季語となると、「夏」はなくてもいいかもしれません。それより、トマトがむせ返るほど青い匂いがしたという実感がとても面白いので、それをクローズアップする方がいいかもしれません。畑のもぎたてということを夏畑で表そうとしてたのかもしれませんが、トマトの香りに寄せれば、読む方は新鮮さはくみ取ってくれるかなと。
噎せかへるほどにトマトの香の青し
これで、かじりついたトマト、噎せるほどに青い香りにプチ感動してる光景と、鼻にふわーんとあの青い独特の香りがともに再現できそうな気がしますが、いかがでしょうか(*'▽')句意に沿いますでしょうか。
点数: 2
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かぶりつく熟れたトマトの青臭さ
回答者 なお
すみれさん、こんにちは。
三連投ですね、すばらしいです。 日常生活、燃えるような恋、そして幼少時の思い出と、テーマも多彩です。このまま続けましょう!
さて御句、やはり他の二句と同様、要素が多いのかなと思います。
「夏畑」。夏の季語ですが、トマトが熟れるとか言ってますので、夏も畑も要らないくらいかと。熟れたトマトは色について語らなくても誰もが真っ赤をイメージします。それはいいのですが、その前にいきなりの「青」。コメントを読めば青臭いということかとわかりますが、俳句だけでは戸惑います。
動詞が並びます。むせる、食べる、熟れる。動詞は少ないほうがいいようです。熟れるは熟れたという形容詞だからいいか。
提案句ですが、「かぶりつく」で幼少期のことだと伝え、「青」は「青臭い」と言ってあげないとわからないのでフルに書く。そして「熟れたトマト」と矛盾するかもしれませんがあえて直後に置くことで、かぶりついた瞬間に感じる青臭さ、ととらえてもらえればと思いました。
小さい頃にもぎたての野菜を食べるといい経験になりますね。
点数: 0
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真夏、噎せるほど青臭いトマト畑で完熟の採れたてトマトをかじりついた幼き頃の思い出を句にしました。
「トマト」なのですが、トマト特有の青臭さを表現したかったので
「青に噎せ食む」としましたがイマイチほかの表現が思いつきませんでした。
「熟れトマト」で赤さを感じてくれたらいいのですが…