俳句添削道場(投句と批評)

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夏恋に揺れる陽炎痘痕燃し

作者 すみれ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

一夏の恋、痘痕(あばた)も盲目で見えなくなる程熱くなってしまうのは陽炎のせい

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「夏恋に揺れる陽炎痘痕燃し」の批評

回答者 なおじい

すみれさん、こんにちは。

御句の感想と提案句を置かせていただきます。

全体に、なんだかカッコいい、きれいな言葉(痘痕以外)が並んでいますね。一つひとつ見ていきましょう。「夏恋」。普通、夏恋と言いますかね?夏の恋、と言いませんか?
「夏恋に揺れる陽炎」陽炎は春の季語で、ぼんやりほのかな印象があります。しかしこの句のイメージはもっとギラギラしていますね。ちょっとそぐわないですし、そもそも「夏の恋に陽炎が揺れる」のですか?「夏の恋は陽炎のように揺れる」というのならわかりますが。
最後に、「痘痕燃し」。これは陽炎が痘痕を燃やしてしまうのかな?すごい発想ですね。普通、痘痕は「隠す」と言います。恋に夢中になると相手の欠点も見えなくなる、または長所にすら思えてくる、というのを「あばたもえくぼ」といい、それがここのベースになっていると思いますが、これは恋愛の当事者が言うことではなく、周囲のものが心配したり冷やかしたりしていう言葉です。果たしてこの句に相応しいでしょうか?

何でも普通でなくてはいけないと言うわけではないですが、普通をおさえておかないとこれから大変です。

提案句。
 ひと夏の恋は盲目熱中症
下五の熱中症は恋に夢中になってボーっとしてしまう意味です。

句の評価:
★★★★★

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「夏恋に揺れる陽炎痘痕燃し」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★
★★

こんにちは。
はじめまして、げばげばと申します。

御句拝読しました。
「夏恋」「陽炎」と素敵な言葉がいっぱいなんですが、今目の前にどのような光景があるのかが浮かびにくい句になっていると思います。私も初めて詠んだ時は、まず綺麗な言葉を並べようとしてしまいました。「痘痕が燃える」というのもちょっと難しい比喩でした。

今目の前にあるのは、陽炎と恋人、という感じですかね。
ちなみに「陽炎」は夏にもよく見られるようですが春の季語ではありますので、夏恋と季語が重なってきます。
陽炎が立っている。痘痕も見えなくなるような私の恋よ。

陽炎や君の痘痕も見えぬ恋
陽炎に痘痕も見えぬ吾が恋ぞ

うーむ、あまりうまくいかなかったので、ここに置かせていただきます。春の句になってしまいました。

ぜひ他の方のご意見もご覧になってください(*'▽')

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添削対象の句『夏恋に揺れる陽炎痘痕燃し』 作者: すみれ
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