「夕間暮れ蜩鳴きて物悲し」の批評
こんにちは。
はじめまして。げばげばと申します。
俳句を始められるということで、ぜひいろいろな方の添削やコメントを見て、俳句ってどういうものなのかなということを学んでみてください。私も絶賛学び中です。みなさん、厳しくも的確に言葉をくれます。
ちなみに、御句。日本の物哀しい光景を表した詩的な一場面だと思います。夕間暮れとかとてもいい言葉ですよねー。それに蜩が重なったら、もう最高にセンチメンタルな気持ちになります。
ということは、物悲しという言葉を使わずに17音作ってみてください。読んでいる人たちは夕間暮れと蜩で十分物悲しさを感じ取ってくれます。また、蜩といえば鳴くものなので、「鳴く」という言葉も省けます。
そこで、残された音数でもう少し光景を具体的にしたりオリジナリティを入れていきます。
たとえば、
蜩や味噌のにほひの夕まぐれ
とかすれば、夕飯の香りが一気に包みます。
これでも、まだまだよくある句だと思います。
もっとどういうことに物悲しさを感じるのか、場面を具体的にしてもいいと思います。
蜩や君と別れし夕まぐれ
とか、これでもまだまだセンチメンタルがあるあるベタベタです。
さらに、
蜩や手術の前の夕まぐれ
とかになってくると少し色合いが変わってきます。
ちょっとずつ光景がかわっていきます。こkれはあくまで一例で、本当はもっともっとオリジナリティな光景を描くことができると思います。
まだまだ技術的なことは、このサイトにみなさんにバンバンご指導いただいているところですが、今自分が心がけていることは、無駄な言葉、読者が想像できる余分な言葉を省いて、残りの音数で具体的な光景にしていくこと。季語に心情を託すこと、物悲しいといわずに蜩の力で物悲しさを呼び起こさせるということです。
俳句、私もどっぷり浸かっています。田平さんもぜひいろいろ詠んでいろいろ失敗して推敲してみてください!
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本格的に勉強したわけでは無く、書式や作法に不備が有るか判りませんが、積極的に参加して、勉強したく存じますので、宜しくお願い致します。