俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

滝眺め水滴一つ笑いけり

作者 あく  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

15歳の中学生が詠みました。俳句をよんだことはほとんどなく下手ですが、よければ添削お願いします。自分のこだわりとして、表現技法と切れ字は毎回用いるようにしています

最新の添削

「滝眺め水滴一つ笑いけり」の批評

回答者 なお

こんにちは。
そらさん、私にも勉強させてください。

御句、なかなかカッコいい、俳句っぽいいい感じの句です。悪くないです!
技術的なことは皆さんが丁寧に解説してくださっていますから、私からはやめておきますね。と言うか、私はあんなに教えられないから。

ただ言えることは、俳句は詠む人(作者)がいるのはもちろんですが、それを読む人(読み手)がいてこそ成り立つものです。読み手がどう受け取るか、も大事な要素です。
例えばそらさんのこの句ですが、皆さん、笑っているのは水滴だと言っておられますよね。私は、実は、全然そうは思わなかったので、皆さんのコメント読んで驚いたくらいです。
私は、そらさんだけでなく、お友だち何人かで滝を眺めていて、そのうちなにかの拍子に水滴がピッと誰かのおでことか頬に飛んだ。「わっ冷たい!」「キャッ、こっちにも飛んだ!」なんて、たった一粒の水滴が飛んできただけで、みんなでケラケラ笑いあった、そんな光景を思い浮かべました。
これって、全然違うかもしれません。私の妄想かも(笑)。でも私は、なんかそういう楽しそうな光景を思い描くことができて、こちらも楽しかったです。だから俳句っていいな、と思うんです。

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

滝からの水滴一つ笑ひけり

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

これはなかなかの句ですね(褒めています)。
以下は検討案です。

・「眺める」・・・句に「滝」登場しているということは基本的に「見たり眺めたり」しているので、わざわざ書かなくても・・・(禁止ではなく、効果的なら使っても問題なし)。
・水滴がどこから来たか曖昧なので「眺める」をやめて「滝から」と明記してみます。
・切れ字「けり」が古語なので、歴史的仮名遣いの方が似合います。この句の中では「笑ひ」だけですね。

ちなみに笑っているのが「水滴」だという前提ですが、もし笑っているのが「自分」だとしたら評価も添削も変わります。その時はその時で。

点数: 2

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滝眺め水滴一つ笑いけり

回答者 黒徹

句の評価:
★★★★★
★★

はじめまして、添削失礼します。
この句は作者が何を感じてるのかがいまいち伝わりません。
まず滝は眺める物ですので在り来たりです。
水滴が落ちて何故笑うのか!喜ぶならわかります。

点数: 1

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滝しぶき一葉の水滴ふくらみぬ

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

途中で送信してしまった。

この句ですが、「滝の水滴」と言っただけで全て終わってますので、まず何を描写したいのか決めましょう。滝の水滴がどうだったか(冷たい、大きい、キラキラしていた)、水滴1つがどこにあるの(洋服についた、葉っぱについた、手すりについた、彼女の顔についた)、そういうことを丁寧に描写しましょう。

点数: 1

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「滝眺め水滴一つ笑いけり」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

なんどもごめんなさい。あらためて眺めたら「水滴一つが笑う」っていう擬人化は、うまくいっている気がしてきました。勢いで書いてちゃんと鑑賞できてなかったように思えてきた。

主観であっても、水滴の一つが笑顔であるかのように作者の目に見えたってのは、それぞれの水滴を思い浮かばせることができる立派な映像化に思えてきたというところです。

下手にそれ以外の要素を詰め込まない方がスッキリしていいかもです。
早計に判断したこと、なんどもコメントしていることあらため、お詫びします。

点数: 1

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滝涼し水一滴の笑ひけり

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは!
15歳でなかなか詩の心を持っていますね!ぜひぜひ俳句の魅力にはまってほしいです!

上五、眺めは、やはり滝を眺めたから、俳句を詠むわけなので、余分な言葉です。眺めの三音削れば、滝の様子などをまだ描けます。滝涼しとすれば夏の山滝の清涼感も出ますし、郷の滝などにすれば、久々に帰った故郷の滝が私にわらいかけているのかとも思える。俳句の3音は貴重なので、余分な言葉はないか推敲することも大切です。

下五の笑いけりは、やはり誰が笑ったのかによって擬人化なのか捉えづらいので、ひとまず、提案句のようにしてみました。こうすることで、水滴が笑ってるかのようだなあ。それを見た私も微笑んでいる様子が想像できます。

俳句は17音しかないから奥深くておもしろいです。このサイトの先輩たちは秀句が多い上に素晴らしい添削も学べます。ぜひ15歳の子にもこのサイトを見せてあげてください!

点数: 1

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「滝眺め水滴一つ笑いけり」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

では、俳句の技法も少しづつ学んでいきましょう。(プレバト の添削句ネットにいっぱいあるのでそれ眺めるだけでも結構勉強になりますよ。)

[滝眺め]
基本的に見たり眺めたりしているから、句にするので、見る・眺めるなどを言わないと言いたいことが伝えられないかを考える。
[水滴一つ笑い]
下手な擬人化はしない。擬人化は高等技術。基本的には、映像を淡々と描写するもの。擬人化によって、映像が明確になる場合は成功しやすい。ただ、水滴が笑うと言われても主観が強すぎてなんのこっちゃ?という感じ。
主観や自分の内面を赤裸々にしないところから。外に目を向けて、観察したことを淡々と表現する。そこに、気持ちや気分などが滲み出る。

あくまで、基本的な考え方で、全てケースバイケースですが、主観を言わない、説明しない、映像を描写する。そこから初めてみてください。
(名句で感情丸出し、みたいなのももちろんありますが、高等技術です。)

点数: 0

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添削対象の句『滝眺め水滴一つ笑いけり』 作者: あく
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