俳句添削道場(投句と批評)

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彼岸花母の笑顔が揺れている

作者 恵寿  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

句意)季語「彼岸花」 亡き母に彼岸花を供えました 彼岸花に母の笑顔を思い出します これで表現は良いか添削をお願いたします 

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風に咲む妣や優しき彼岸花

回答者 雨々

恵寿さん はじめまして!
そして皆様 こんにちは~^^

自分も若輩の身、添削などおこがましいのですが
読ませていただいて思うところ有りましたので…

まず 原句、『彼岸花母の笑顔が揺れている』 とてもお母様の事がお好きだったんだなぁと感じました。
ただ、前回の「手向けて」の句の時も書かれていましたがちょっと散文的でしょうか。。

前回からの課題だったらしい「亡き母」は「妣」一文字で解決できます。
妣は「はは」と詠み、亡くなったお母さんのことです。
ちなみに亡くなったお父さんは 「考(ちち)」です。
自分はその妣をハオニーさんの前回の手直し句を参考に『咲わせ』ました。

そして彼岸花についての捉え方として、
土地によって違うのかもしれませんし また現代に何を、と思われれるかもしれませんが
死人花、などとも呼ばれ 忌み嫌われたりさみしい、哀れなどの感情が少し混じる気がします。
きれいな花なのにかわいそうなことですよね。
もしかしたらハオニーさんの仰る『母狂ってる説』はこんな所も関係あるかもしれません。
そこで、彼岸花に「優しい」を付けてみました。
これでお母様の優しかったというのも兼ねて想像できるかと思いますし 彼岸花のイメージアップもしてやったつもりです 笑

恵寿さまの原句から少し離れた感じになっていたらすみません。
これは添削というより自分だったらこう詠む、という感想だと捉えて下さいね。

点数: 6

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

遠き日の亡き母の笑み彼岸花

回答者 ハオニー

母の笑顔が揺れている
これは解釈の仕方によっては、狂っている母親説が出ますね
揺れている理由がわからないため、その原因を考えるとこういった作者さんの予想もしない解釈が生まれます
私のように誤解される経験が多い人ほど、こういったことはよく分かるものです

俳句は17音しかない短い詩なので、基本的に短く言えることは短く言いましょう
亡くなった母の笑顔が揺れている
→亡き母の笑み

彼岸花亡き母の笑み○○○○○
○○○○○亡き母の笑み彼岸花
元の句が12音分でいえました
あとは5音分を自由に使えます

彼岸花と母の笑顔だけでは、この句の状況が分かりません
5W1Hのどれかを補えば、読み手が想像しやすくなります
Who(誰が)は亡き母なので、補わなくてもいいかなと

たとえば、When(いつ)を補うと
遠き日の亡き母の笑み彼岸花

Where(どこで)を補うと
病室の亡き母の笑み彼岸花

いろいろやってみて、ああでもないこうでもないとやっていると、ふとしたときにすごいものができるかもしれません
健闘を祈ります

点数: 5

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亡き母の笑顔重ねし彼岸花

回答者 輝久

恵寿さま。初めまして。

初心者の私の出る幕ではないですが・・・
原句のままでは、散文的の様な気がします。

お母さん・笑顔・季語となる彼岸花・を織り込んで私なりに変えてみましたが
如何でしょうか。

点数: 3

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