俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の3ページ目

「運動会足もと紐を結びけり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 運動会足もと紐を結びけり

竜虎さん、こんにちは。
御句拝読しました。初読では、靴紐を結ぶのかと思いました。しかしそれなら「靴紐結びけり」とかにするだろう、いや、竜虎さんがそんな類想出すかなぁ、と考えました。
その結果、そうだ、二人三脚レースに出るのだな、だから靴紐とはなさらず、足元としたのかと合点がいきました。
いや、でもそれなら、

・運動会足首紐で結びけり
・運動会互いの足を結びけり

とかなさるでしょう。やはり靴紐?

点数: 1

「運動会ブルマじゃ無いと爺嘆く」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 運動会ブルマじゃ無いと爺嘆く

餡ころ餅さん、こんにちは。
御句拝読しました。
まずはコメントの問いかけに対する答えですが、兼題は基本的にはそのまま使用して作句するべきです。
この道場で多くのメンバーが応募している「俳句ポスト365」という句選でも、毎月お題が出ますが、そのお題をそのまま使うのが唯一のルールであり、兼題の注意書きで、「傍題(子季語)の使用も可ですが、まずは兼題と真正面から取り組んでみてください。」となっています。これが普通の形だと思います。

一方、テレビの「プレバト」の俳句コーナーなどは、バラエティ感を出すために、お題はあるものの、そこから連想することで詠んでいいことになっています。ある意味、ショーですからね、幅を持たせないと。

NHK俳句でも、毎回お題(季語)は決まっていますが、先生により、お題を決めずに「テーマ」として(例えば「スポーツ」)、季語は自由、などという場合もあります。

そしてこの道場ですが、見てお分かりの通り、全く自由です。お題で詠んでもいいですし、そうでなくてもいい。ただ、どちらの場合でも、季語は当然必要で、適切か、活きているかとか、立っているか等の評価はされます。それは俳句ですから最も注目すべき点で当然のことです。

最後になりましたが、御句について、二点、気になりました。
一点目、「ブルマじゃ無い」は「ブルマじゃない」が正しいです。無いはゼロ、ないはnotです。
二点目、お気持ちはわかりますが、俳句はある程度の品を保ちたいです。お爺さんのためにも、

・運動会爺はブルマを懐かしみ

くらいではいかがでしょうか。
よろしくお願いします。

点数: 5

「野良猫のころがしてゐる椿の実」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 野良猫のころがしてゐる椿の実

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
御句拝読しました。

なかなかいいですね。家の猫なら見つめているから何をしているかわかりますが、野良猫の仕草を詠んでいるのがいいです。愛情の深さを感じますね。ただ中七の「ころがしてゐる」がそのまま過ぎやしないかと。
例えば、

・野良猫のころがしてをり椿の実
・野良猫にころがされをり椿の実

あと、

・野良猫に弄ばれし椿の実

も考えたのですが、野良猫が「弄んで」いるかどうかはわからない、それからすると、「ころがす」ほうが客観的なのでいいですねー。

点数: 1

「金なしや小銭集めてビール買ひ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 金なしや小銭集めてビール買ひ

餡ころ餅さん、こんにちは。お名前変えましたね?好々婆よりいいと思います。

さて御句拝読しました。
まずご自身のコメントですが、「俳句には滑稽さやおかしさが必要」、これはある意味そうだと思いますが、それだけではないと思いますよ。滑稽さやおかしさ、皮肉などは川柳の得意とするところであり、俳句は俳諧味、すなわち情緒やわびさび、旅情、特に四季の移ろいから感じる詩情を大切にしたいですね。
それと、切れ痔はやりがちですが、切れ字ですので気をつけてくださいね(笑)。

御句、原句では、ビールが夏の季語で、できれば秋の季節を詠んだほうがいいと思いました。それも合わせて、あらちゃんさんのご提案句はきれいですねー。そちらに一票入れさせていただきます。

点数: 1

「秋の暮ぽかんと開く焼却炉」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋の暮ぽかんと開く焼却炉

げばさん、こんにちは。
御句拝読しました。ヒッチさんが、私に先を越されたとおっしゃっていますが、私はまだ、この句にはコメントしていませんよね?ヒッチさん、あなたの勝ちです(笑)!

冗談はさておき、御句、げばさんの特徴がよく出ていますね。一見、季語とは何の関係も無さそうなものを合わせるけど、よくよく考えると、というか、読み手の頭の中に映像が見えてきて、それが見事につながってくるのですよね。
しかし御句、「開く」は必要ですか?「ぽかんと」だけでは足りないかなぁ。「ぽつんと」だと開いているかどうかわからないけれど、「ぽかんと」なら口を開いているさまが想像できるような気がします。

では「開く」をやめるとしたら、その分の三音をどうするか。

・秋の暮ぽかんと◯◯◯焼却炉
より、
・秋の暮◯◯◯ぽかんと焼却炉

としたいのですが…。ここからが問題なんですよね…。

ちょっと時間ください。とりあえず家に帰り、お風呂入って、夕飯たべて、また考えます!

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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