俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の2ページ目

「古暦佳き日悪しき日忘れたり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 古暦佳き日悪しき日忘れたり

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。継続的なご投句、そしてまたバラエティに富んだテーマで、すごいなぁと思っております。
御句ですが、古暦は暮の季語ですから、これって年内の句、ということでしょうか?
その年のうちに忘れてしまうのは達観していらっしゃると思いました。さすがです。

私は御句にヒントを得て、別の句が思い浮かびました。なかなかいいので、黙っているとどこかの句選に出してしまいそう。それは良くないので、ここで発表してしまいます!(なんだか大げさ)

・悪しき日も佳き日も忘れ初暦

年明けの句にしました。元の句がいいので、いい句ですね(笑)!
よろしくお願いします。

点数: 2

「退院の妻の迎へや冬うらら」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 退院の妻の迎へや冬うらら

頓さん、こんにちは。
御句拝読しました。
奥様のご退院、おめでとうございます。良かったですね。

御句については、内容からして添削はもとより提案等も馴染まないと思いますので、嬉しいご報告として受け取らせていただきます。
引き続き労わって差し上げてください。

点数: 1

「老夫婦去りクリスマスローズ咲く」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 老夫婦去りクリスマスローズ咲く

慈雨さん、こんにちは。
御句拝読しました。これだけで、短編小説がまとめられそうです。
慈雨さんですから、ご夫婦で施設に入居なさるということについて、色々とお話ししたいことがあるのですが、ここはそういう場所ではないですから控えますね(笑)。

さて、御句です!
①報告的とも散文的とも思いません。詩ですね。
②「咲く」を入れたいという作者の意図はものすごくわかります。
例えば私の祖母が亡くなったあとも、大切にしていた沈丁花は、「あった」だけではなくきれいに「咲きました」。この時の感情ですよね。
③去り、は亡くなったと思いましたし、そもそも、どこを去ったのかわかりませんでした。ただ、「施設入居」とかは難しいのでは。

私は、逆に読み手にとっては、「老夫婦」という言及は不要なのではと思いました。いま現在、仲良く眺めているとかなら必要ですが、もういらっしゃらないのですから…。

・主人(あるじ)去りとてクリスマスローズ咲く

私は、主人がいなくなっても花は咲く、ということを強調したいのでこんなふうにしましたが、総合的に見ますと、やはり「老」はなくても「夫婦」はあったほうがいいように思います。

そこで、コメントにある、
「クリスマスローズの庭を去る夫婦」
および、あらちゃんさんご提案の、
「クリスマスローズ施設へ入る夫婦」
のほうが、この提案句より優れていると思い、推します。

点数: 1

「炎昼に網持ち走るけもの道」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 炎昼に網持ち走るけもの道

せんかぶさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。初心者さんとおっしゃいますが、ここはみんな初心者です。その中でも、ある程度経験を積んだ人が、自分が教えてもらったことを伝えていく、そんなところです。お気軽にご参加ください。

慈雨さんがおっしゃるように、形は出来ていると思いますので、あとは、作者の伝えたいことが伝わるかどうかですね。色々に解釈してもらうのも俳句の楽しみですが、やはり、思った通りに伝わると嬉しいものです。

その点で、御句、私はご自身のコメントを読むまでは、猟師さんとかのことを詠んだものと思いました。「炎昼にもかかわらず、網を持ってけもの道を走る」となっていたので。ちょうど今日の朝刊で、秋田のスーパーにクマが立てこもっているとかの記事を読んだからかもしれません(笑)。虫取り少年のイメージはわきませんでした。ごめんなさい。

皆さんのおっしゃるように、季語を「捕虫網」にすれば一気に解決です。夜や雨の日に虫取り網を持って走ることはないから天候や時間帯もこれでわかりますし、年齢層も推測できます。季語の力です。
他の方々の捕虫網の提案句をご参考になさってください。
よろしくお願いします。

点数: 0

「潔し突風に舞う枯れ葉かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 潔し突風に舞う枯れ葉かな

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。いい感じですね。
「潔し」のように、作者の感情をまず表すのは、情景を描写する中で作者の心情を伝えることを基本とする俳句にはあまり馴染まないと言われています。皆さんのご意見はそこを踏まえていらっしゃいます。
ただ、御句の「潔し」は、作者の感情であって、枯れ葉の心境を推測したものではないですね。これを例えば「潔く」などとすると、枯れ葉の心境がわかるのか?となってしまいます。その意味で、「潔し」は正解です。ただ、ヒッチさんのおっしゃるように、感情ぶつけ感は和らげたいと思います。私も下五に持ってくるのは賛成ですね。

何をもって、「潔し」と思ったのか。おそらくは、枝からスカッと離れて飛んでいったさま、あるいは、路上の枯れ葉が一斉に吹き飛んださまをお詠みではと思いました。
なお、「舞う」は枯れ葉や桜の花びらにはピッタリの表現なのですが、それだけにあるある感が出てしまいがちです。ここは飛ばされた感を出して、

・突風に吹き飛ばされし枯れ葉かな
・突風に枯れ葉ちりぢり潔し

などもありかと思いました。よろしくお願いします。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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