汗に濡るる蝉時雨が濡らす如く
回答者 イサク
添削した俳句: 蝉時雨道行く人の服濡らす
こんにちは。はじめまして。
初心者さんですか?
初めの頃にやりがちなうちのひとつ、「他人が読んでもよくわからない比喩」を使ってしまって、「本当に出したいものが俳句に登場しない」という状態です。
げばげば様と同じく、最初は「蝉時雨が、(比喩として)服を濡らす」という詩的表現かと思いました。まさか「汗」とは・・・
◆「服が濡れる」「服を濡らす」この単語だけでは簡単には「汗」には結び付きません。その上、「蝉時雨」という「雨」という文字を含んだ季語が鎮座しているので、余計に「汗」感は減りますよね・・・
◆「蝉時雨」という季語を「夏」あるいは「暑い」という意味でしか使っていないようですね。勿体ないです。
「蝉時雨」という季語の良さや本質、「汗」という言葉を使わないデメリット、それらをもう一度考えてみてください。
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