俳句添削道場(投句と批評)

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「薫風やサイドミラーに昼の空」の批評

回答者 白井百合子

添削した俳句: 薫風やサイドミラーに昼の空

かぬまっこさんこんにちは。
いつも勉強させてもらってありがとうございます。
今日は寒い雨ですね!
これからは雨の句が多くなってきますね。
楽しみに待っています。

点数: 0

「母の日や泣く子ゆかしきふるさと参る」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 母の日や泣く子ゆかしきふるさと参る

はじめまして
俳句の感想の考察が長いハオニーです

これは自分の親に子供を預け、単身赴任している方の句なのでしょうか?

「泣く子ゆかしき」だから子供と一緒に暮らしていない!
ふるさとだから親が暮らしているところでは?
と判断しました

字余りにしてまで動詞3つは多いです
最後の「参る」がこの句の動詞の中では機能していないと感じました

整えると
母の日や泣く子ゆかしきふるさとへ
と、きちんと五七五に収まりました

ちょっと手を入れます
母の日やふるさとを行く子の背中

こうすると、作者一家がふるさとに帰省して子供が遊んでいる光景が見えてきませんか?
もし、そうは見えないならば私の力不足なのですが(

点数: 1

「薫風やサイドミラーに昼の空」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 薫風やサイドミラーに昼の空

「サイドミラー」に関する話、プレバトで一度扱っていました
春永やサイドミラーの透ける空
という特待生・名人の句です

空が完全に映像化されていない、という弱点が共通しています

そのときの説明を、私が夏井先生に代わってお話しするより、プレバトの感想をブログになさっている方のページを見た方がいいかもしれません
情報は見つけにいくものです

点数: 1

「そこここに今年もあるや姫女苑」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: そこここに今年もあるや姫女苑

俳句の批評は辛口と言われるハオニーです
しかし、悪意ある批評と根拠ない批評は絶対しません
本当なら、こちらの管理人さんはもっと自由に感想を述べていける場にしたいのでしょうが、ネット上には俳句添削道場はほかにないんですよね
ハオニーがもっと真面目に探していたら、既にハオニーはここにいないのですが(
  
「ある」で既に存在を強調しているのに、わざわざ「や」でだめ押ししているように見えます
これだけハードルをあげてしまっては、並大抵の季語では満足していただけないかと思いました
こうなってしまうと私はギブアップですね...

これは作者の意図をはずれていますが、ヒメジョオンの繁殖力を句にしてみました

去年(こぞ)あそこにいまそこここにヒメジョオン

距離感の演出と「こ」と「そ」と「に」の音を拾いまくる作戦、これがハオニーの得意分野なのです
限界が見えたから作戦変更した、と見えたらそれは気のせい(

点数: 2

「庭先に蜂訪れて低姿勢」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 庭先に蜂訪れて低姿勢

この叙述は間延びしていますね
引き締めたような描写でないと音数を余計に使ってしまい、オリジナリティが出せずに終わってしまうものです

そして、「低姿勢」なのは蜂なのか作者自身なのかが分かりませんでした
何か工夫をしようとしたのは伝わるのですが、一句の展開が悪いためにここだけ浮いています

本気で「低姿勢」を活かすなら、低姿勢なのは作者か蜂か書くべきです

私は蜂が低姿勢なのだと思いました
低姿勢を下五の着地に用いると、変な感じがします

ならばいっそ上五に持ってきて
低姿勢のミツバチ蜜を求めをり

というくらいまでは、私の力でいけます
まだまだ中七はいろいろ考えられますから

そして、作者が低姿勢の場合も考えてみました
低姿勢にもなる蜂が必死だから

これ、ある俳人の句を模倣しているのです

点数: 2

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