俳句添削道場(投句と批評)
げばげばさんのランク: 師匠1756段 合計点: 5,385

げばげばさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

陽だまりのにほひのごとき猫よ夏

回答数 : 7

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雨上がる緑陰の猫の寝息よ

回答数 : 2

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手水舎の人感センサ雲の峰

回答数 : 3

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二月とは穴のあきたるコッペパン

回答数 : 21

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木菟啼きて嫁に行くなと云ふのです

回答数 : 8

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げばげばさんの添削

「エプロンの縫い目勤労感謝の日」の批評

添削した俳句: エプロンの縫い目勤労感謝の日

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

とっても好きな句です。
抑制が効いてます。ほつれ、とか言いたくなりますが、作為が見えるので、縫い目とモノのアップにとどめて季語に任せてる点。
九音季語をうしろに持ってくるタイプは内容的にも、韻律を整えたい。
そこも、ぬいめきんろう、とくまだかりでも575で読めるような配慮が素敵です!

点数: 1

「三味線のばちの勢ひ秋暑し」の批評

添削した俳句: 三味線のばちの勢ひ秋暑し

こんにちは!
あ、蛙星さんって私の知ってる蛙星さんですかね。

御句。勢いがある句ですね。秋暑し、で勢いが伝わるので、勢いと言わずにおくか、季語の暑しを避けるか、というところかもしれません。秋暑として要素を足すことも可能です。たとえば、いかがですか?

三味線の跳ぬる秋暑の夕べかな

点数: 2

「行く秋やねこにフェンスのすきまあり」の批評

添削した俳句: 行く秋やねこにフェンスのすきまあり

こんにちは。
いつも的確なコメントありがとうございます。

御句。フェンス来た!!!出会ったころはフェンスばかり詠んでるフェンスのひとでしたから、なおじいさんが喜ぶのもわかります😉懐かしいなあ。

初読、フェンスに猫のすきまがあったのかと思ったら、猫に、なんですね。猫がいるくらいの隙間があった、ということかな。
隙間、が、通れるくらいの抜け穴をさすのか、猫がいられるくらいのスペースを表すのかでも景は少し変わってきますね。

あえて置いてる「あり」も気になりますね。私が「あり」で詠んだら、「あり」は必要な「あり」?省けない?ゆるくない?って聞いてくれそうだし。

最初は
行く秋のフェンスに猫のすきまかな

こういう景かなとおもったけど違うのかな。違うんだよなあ、きっと
すきまにスポットあててるはずだし。でも猫にフェンスのすきまがあります。となると、叙述のかたちが少し気になるから、

行く秋をフェンスの隙間なる猫は

こんな形は?いや、猫にスポットがあたるなあ。

やっぱり
行く秋のフェンスに猫のすきまかな

こういう句意ではないのかなあ。いろいろ考えたけどたどりつけてませぬ。

点数: 1

「色鳥や俳句ポストに名前あり」の批評

添削した俳句: 色鳥や俳句ポストに名前あり

こんにちは。
げばげばと申します。

お褒めいただいてありがとうございます。むずがゆいです。
発想の勉強ってなかなか難しいところです。何か本を読んで発想の仕方を学ぶということでもなく、日ごろの生活のなかで何か気にとまることを書き留めておくということに近いです。プチの発見でもいいので、あ、なんかいいなあと思うことを書き留めておく感じです。今日入選をいただいた句でいうと、
「かなしびのちぎれて秋の雲と雲/げばげば」
これって、かなしいなあと思って空見てたら、秋の雲がちぎれて秋の雲と雲になったのをみてほっこりした」というだけの景です。
でも、雲がちぎれて雲と雲になった、という事実を少しずらして、かなしみがちぎれて雲と雲になったんだよ、というだけで、詩が少し生まれるような気がしませんか。
とてつもない発想をするというよりは、
・いいなあと思う景を書き留めておいて
・それをどう表現するか
かもしれません。

そういう意味では、勉強をするなら俳句の型や構造というものを勉強するのはとても役立つと思います。
とくに、関係ないものをぶつけて詩を生む取り合わせの二物衝撃タイプの構造は、関係のあるものをつながないという意味では、勉強しておくと役立ちそうですね。
胸骨=鳥籠、と銀河、は関係ないけど、どこかで少し触れ合っていないか、その触れ合っている部分をたのしむ、という感じです。

いろいろ試して試行錯誤です。私も初学のころはもちろん今もずっと試行錯誤です。そこがおもしろいです。

点数: 1

「窓際に揺らぐ猫の背秋の昼」の批評

添削した俳句: 窓際に揺らぐ猫の背秋の昼

こんにちは。
はじめまして、げばげばです。

まだ始めたばかりなんですね。ようこそ俳句の沼へ。たのしいですよ。
俳句始めたばかりで、こんな景の見える、破綻していない句を詠めるなんてすばらしいですね!ばんばん詠んでいきましょう。

みなさんのおっしゃることもとても参考になりますね。
揺れる、とか、揺らぐ、という言葉は、わりと俳句で使いたくなる人が多い動詞なんです。自分の思う景が詠めるようになったら、次は人が詠まないところを狙っていく、という意見でしょうかね。たしかに一理あります。
フルポン村上さんが、YouTubeでおっしゃってました。大喜利で夏休みが出て、夏休み宿題多い大変だ、みたいな大喜利やらないじゃないですか?みんな人が思いつかないのになるほど共感できるかもというところをついてくる。そのプチ発見こそが魅力なんだと思います。

また、語順入れ替えの提案もありましたね。句ができた!と思ったら、順番を入れ替えてみたり、季語の場所をかえてみたり、そういう推敲をしていると、もっとよくなったということがよくあります。そういう提案がたくさん出てました。勉強になりますね。
この句はこの句で揺らいでいる猫ちゃんの影に感動したのだから佳い句として置いておいた上で、いろいれチャレンジしてみるとよいと思います。

手始めに、揺らぐを替えてみたり、猫の背を、猫の尾、とか、猫耳、とか、さらに細部に寄ってみたり、窓際を、出窓にしたり、カーテンにしたり、洋窓にしたり、裏窓にしたり、格子戸にしたり。景を具体的にするだけでも、オリジナリティは足せます。そして、ぴたっと来る句ができた!となると、どっぶりハマっていくことでしょう。

点数: 1

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