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主人公の性格が似てしまう (No: 1)

スレ主 匿名ちゃん 投稿日時:

ここで質問をするのは初めてで不備などがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。

早速本題ですが、自分は中編の作品をいくつか執筆しており、この先もそれを続けていこうと考えています。
現在3作品目で気づいたことが主人公の性格が今までの自創作と似たようなものになってしまうことです。主人公の一人称などに違いを持たしているのですが、地の文での主人公の考え方などが、他の自創作の主人公達と似たものになってしまいます。

そこで質問なのですが、①複数作品を書く上で、主人公の性格をかぶらないようにするためにはどうしたらいいか。また、それに伴い何かアドバイスなどありましたらお願いします②読者はどう感じているのか。ストーリーや世界観、その他のキャラ、主人公の目的などが違えば、主人公の性格が多少似ていても気にならないものなのでしょうか? それともやっぱり飽きられるのでしょうか?

カテゴリー: 文章・描写

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主人公の性格が似てしまうの返信 (No: 2)

投稿者 あまくさ : 2 No: 1の返信

投稿日時:

>地の文での主人公の考え方などが、他の自創作の主人公達と似たものになってしまいます。

それは書き手自身の性格に似ているか、書き手の憧れや嗜好が主人公の性格にストレートに反映してしまっているかのどちらかではないでしょうか?
それはある程度は仕方がないことだとも思います。

>①複数作品を書く上で、主人公の性格をかぶらないようにするためにはどうしたらいいか。

書き手自身が主人公と距離を置くこと、かな。
具体的には、一度習作と割り切って、悪役やヒロイン(作者が男性の場合)などの視点で1作書いてみるといいかもしれません。

>②読者はどう感じているのか。ストーリーや世界観、その他のキャラ、主人公の目的などが違えば、主人公の性格が多少似ていても気にならないものなのでしょうか?

匿名ちゃんさんご自身が読者として作品に接する場合はどうですか? 好きな作者さんの他の作品を読んでみて、主人公の性格が似ていたらがっかりするでしょうか?

むしろファンにしたら、好きな主人公がいたら別の作品でも似たタイプを期待する心理もあると思います。なのでアイデアやストーリー面で違いを際立たせることができていれば大丈夫じゃないかと。
ただ、創作の幅を広げるためにまったく違ったタイプの主人公像に挑戦してみるというのは面白いとは思います。

あと、中編をいくつか執筆されているということですが、それらはどのくらいの尺になりますか? と言うのは中編というのは定義があいまいで、長めの短編と短めの長編とどちらもそう呼んでいる気がするので。
短編小説はキャラよりもアイデア主体になるものが多いので、そういう作品の場合はアイデアに合わせて主人公の性格を設定することになるかと。書き手が好感を持てない性格のキャラを主人公にしなくてはならないこともあり、わりと突き放した書き分けの技術が要求されるかもしれません。

主人公の性格が似てしまうの返信 (No: 3)

スレ主 匿名ちゃん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

コメントありがとうございます。

悪役やヒロインの視点で一作書くですか。なるほどありがとうございます、今度やってみたいと思います。
また、読者としてどう思うかについて、自分が読者目線に立った時、安心して読める作者の方の作品は、確かに主人公の本質的な部分が似ている気がします。
創作の幅を広げられる力がつくまではひとまず目の前の作品に向き合いつつ練習を積み重ねたいと思います。ありがとうございました。

それから中編とあいまいな表現をしてしまいました。すいません。文字数にすると、7万文字~10万文字くらいで完結させてます。

主人公の性格が似てしまうの返信 (No: 4)

投稿者 サタン : 2 No: 1の返信

投稿日時:

>①複数作品を書く上で、主人公の性格をかぶらないようにするためにはどうしたらいいか。
ある程度はしょうがないものです。
例えばドラゴンボールの孫悟空とDr.スランプのアラレちゃんは基本的に性別からして違いますが、(子供の頃の悟空は)無知だったり好奇心旺盛だったり天真爛漫だったりと、その本質は割と似通っています。
複数の作品を多く書いてる作家さんの本を読み比べれば、その主人公像はある程度似たりよったりだったりする。
その中で、例えばドラえもんの「のび太」と同じ性格を想定したとして(あくまでキャラの性格のみ)、しかし設定で「両親を殺され復讐を誓っている」となると、これ「ドラえもんののび太」ではないですよね。
同じように、「すごい守銭奴でいつも痛い目にあってる」とでもすると、やはりコレも違うキャラになりますよね。
でも本質は「のび太」です。
つまり、ドラゴンボールの悟空とDr.スランプのアラレちゃんは設定が違うだけで、実は本質的には結構同じキャラ。

だから、意図的に大きくガラッとキャラクター性を変える必要はないです。
まずそこは安心してください。別に同じでもいいんだと。

>また、それに伴い何かアドバイスなどありましたらお願いします
「同じでもいい」と書きましたが、むしろ、無理に大きく変えないほうが良いと思います。
例えば、「のび太」の例で「両親を殺され復讐を誓っている」というのを出しましたが、これに合う物語の雰囲気というのはどんなものだと思うでしょうか。
おそらく、結構暗いイメージの、サスペンスかミステリか、あるいはダークなバトルものか。
決してお気楽ハーレムな雰囲気じゃないですよね。
まあ、この例は物語の核になる部分に触れてるので少しずるい例えでしたが、
基本的に「主人公」というのは物語の中心にいるので、主人公のキャラクター性というのは物語の雰囲気に大きく影響が出ます。
それの何が問題なのかっていうと、これもう単純に「作者のやる気」に関わってくるんですよ。
俺はすべてが主人公に都合のいいお気楽ハーレムな軽い話が書きたいんだよ、というのに、重い主人公にしたら続かないですよね。
これは極端な例ですが、大なり小なり主人公の性格は物語に影響が出るので、フラットな状態の作者がパッと思いつくキャラクター性というのが一番いいです。
そして、どんな作品を書くにしても、そこから大きく反れることは望ましくないと思います。

それで、そのうえで差別化を図る手段だけども、とはいえすでに書いたのだけど、
主人公の目的や主人公の行動原理などを大きく変えれば、なるべく雰囲気はそのままに主人公のキャラクター性に差別化を図ることができます。
前述したように「のび太」に「両親の復讐」なんて重い目的を与えたら雰囲気はガラッと変わってしましますが、
例えば「のび太」を「エロ小僧」にしてみたり、「ジャイアンやスネ夫が困ってる姿を影から見て薄ら嗤うクソ野郎」にしてみたり、これだけで結構違うキャラになりますよね。

キャラクターの性格と、そのキャラが何を基準に行動するか(守銭奴なら金、エロ小僧なら女)と、そのキャラの目的の設定というのはそれぞれ違うもので、性格とは切り離してまったく別に考えるべきです。
「出来杉君」のような秀才でも、行動原理は「エロ小僧」とすると、むっつりすけべな良いキャラですよね。勉強しまくってるのは将来モテたいから、みたいな。もうこれ既に「ドラえもんの出来杉君」ではないでしょ。

とまあ、こんな感じ。
性格と、行動原理や目的意識は別個で考えると良い。
性格そのものは、同じでもまったく問題ない。

>②読者はどう感じているのか。
ところが、性格を頑張って変更させて大きく差別化を図ったつもりでも、
例えば「のび太」は「エロ小僧」で「モテたくてバカをする」というキャラと、「出来杉君」は「エロ小僧」で「モテたくて勉強してる」というキャラの場合。
キャラの性格自体はぜんぜん違うけど、行動原理が同じで目的も似通ってるので、これ「似たようなキャラ」な印象になるのわかりますかね。

言いかえると、そもそも主人公の物語は当然のこと作品ごとに違うので、このように「似たような話」を書いてないのであれば、主人公が似てる気がするというのは作者の思い過ごしである可能性が高いです。
いや、事実似てるのだと思うけど、そこに気がつくのは執筆した作者だからで、読者は気になってないです。

物語は基本的に「キャラクターの動き」で展開していくので、その原動力となる「行動原理」が違えば別キャラとして認識されるし、中身が「似たような人物像」でもぜんぜん気にならない。作家の癖や芸風としか思わない。

ほんで、これはあくまで私個人の考えってだけだけど、
>それともやっぱり飽きられるのでしょうか?
飽きるかどうかで言えばそりゃ飽きる。
でも、その作者の作品の何が面白くて読んでるって、前述した「作者の癖や芸風」もその一つなんだよね。
主人公とヒロインが罵り合うようなクソ主人公とクソヒロインが面白くて読んでたわけで、次回作の新作で真面目な主人公や清楚なヒロインが出てきたら「この作者なら絶対腹黒いトコ見せてくるんだろうな」と期待する。
それをやらずに真面目清楚なまま終わったら、飽きる飽きない以前の問題で期待はずれ。
飽きるかどうかで言えば、そりゃ飽きるけど、同時に期待もされている。

主人公の性格が似てしまうの返信の返信 (No: 6)

スレ主 匿名ちゃん : 1 No: 4の返信

投稿日時:

わかりやすい例を出しながら、回答してくださりありがとうございます。

性格と行動原理は別で考える。なるほど。
確かに主人公が持っている目的とその目的が主人公にとって、どれくらい重要度があるものなのか、それを変えるだけ主人公の印象が変わってきますね。勉強になりました、ありがとうございます。

主人公の性格が似てしまうの返信 (No: 5)

投稿者 手塚満 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

いろんなケース、さまざまな原因があるんですけど、気が付きにくいものの1つに「作者が全力を尽くす」があります。

全力を出し切って何が悪いか、となりそうですけど、力の使いどころと申したらいいでしょうか。以下、全力を出すことによる弊害について、多少の説明をしてみます。

1.作者の限界が主人公を形作ってしまいがち

主人公は常に登場しているキャラであり、一番の活躍をするべく用意もされるキャラですよね。例えばですが、主人公が必死に何かをやろうとするとします。

作者は「この主人公が必死になれば何ができるか」と考えることになります。すると、作者の精一杯、想像できる限界に達しやすくなります。そうなると別々の主人公が似てくる傾向が出やすくなります。

必死の頑張り以外にも一般化すれば「もし自分(作者)が主人公の立場なら、こういうときはこうする」となるでしょうか。言い換えれば、作者の限界が主人公の特徴となってしまうということです。

2.似ているからまずいとは限らないが

もしかすると読者は気にしないかもしれません。作者ほどには各作品の主人公の類似度を気にしないからです。スレ主さんの作品も、他の作者の作品も気にせず読みます。ジャンルといったことを考えると、類似性は割とあったほうが読みやすいケースもあるでしょう。

作者は自分が書いただけあって、各作品の主人公を精密に比べることができてしまいます。類似性もよく分ってしまうでしょう。仮に各主人公に差異があっても、重ね合わせて考えると1人の主人公が作れてしまうような感覚も覚えがちです。1人で書いてるんだから、実は当然の面もありますが、作者固有の感覚でもある点は注意が必要と思います。

それでも、いずれ(あるいは今でも)リピーターがつくようになると、気にされる恐れはあります。主人公がどれも同じじゃん、主人公を取り換えてもいけてしまう、とか。そのときになって、「じゃあ主人公の差別化を図ろう」と思っても、すぐにはできないかもしれません。

3.余裕をもって描けば変えられる

もしかしてサブキャラだったら、別作品はもちろん、同じ作品内の別々のサブキャラも、特に似ている印象はないんじゃないでしょうか。もしそうならですが、サブキャラは全力を尽くさないからである可能性があります。

サブキャラは必要な時だけ場面に出てきます。描写も主人公ほど手をかけないはずです。つまり、作者としては余裕を持って描いているわけです。サブキャラの行動・言動は、作者の限界よりかなり内側にあるので変化をつけやすい。

4.全力で避けさせるというやり方もある

しかし全力を尽くせ、というのは基本中の基本ですよね。主人公もサブキャラくらいに手を抜けばいい、なんて思って書いたら、作品の質は落ちるでしょう。ちょっとしたジレンマになります。

ではどうするか、となるわけですが、主人公の設定で「こういうことはやらない/嫌う/避ける」といった、行動・言動上の縛りを入れておく手があります。主人公が必死の頑張りをするとしても、ポリシーとして選択しないものがある、というように作り込むわけです。

5.(補足)隠しエピソードを作るとキャラの差別化が楽

そういう縛りは、主人公の物語開始以前のエピソードを想定してみると、割と楽に作れます。

例えば、男性主人公が小学生のとき、気になる女子にいたずらで噛んだガムを投げつけたら、髪の毛に絡んでしまい、翌日、その女子は丸坊主頭で投稿して来てショックを受けた、とか。

以降、主人公は女性の髪を傷つけることは絶対にせず、他人にも許さないようになった、みたいな設定です(主人公がアクションを起こすきっかけにも使える。

逆にトップダウンで、性格とかの大枠から入ると結構難しいです。こういう性格だからこういうことはしない、と考えようとしても、それに反する例がいくらでも思いついてしまうことが少なくありません。

ボトムアップでエピソードから発想すると、結果論で片付けやすくなります。「そういう成り行きだった」という設定にしやすいわけですね。

主人公の性格が似てしまうの返信 (No: 7)

スレ主 匿名ちゃん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

見事に言い当てられて、驚きました。まさに今までの作品は、同じ様な熱量で最後まで全力で書き上げていました。そしてサブキャラは作品を超えても特に似ているようなキャラはいません。

全力を出す事によって主人公が似てしまうなんて自分じゃ思いもつきませんでした。全力でやらないっていうのは難しそうですが、隠しエピソードを作るなんてやり方は実践しやすそうです。キャラクターを考える上で参考にしてみます。

ありがとうございました。

主人公の性格が似てしまうの返信 (No: 8)

投稿者 8時16分 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

今更失礼します。既に他の方が書いてたら申し訳ございません。
1に関してはあなたが書いたことがないようなキャラを書いてみるといいかもしれません。
熱血とかクールとかが書きやすくておすすめです。
被らないようにするには、主人公の立場を変えてみるといいかもしれません。
上手くは言えないですけど、性格が被るって事は主人公の立場が似ているかもしれません。

取りあえず読み返してみると良いかもしれません。
良い主人公像が浮かんでくると思いますよ

他には同じ性格でも微妙に差別化してみるってのもありですね。
例えばの話ですけど、善人にも色々なタイプがいるんですよ。
悪そうだけど実は優しい。みたいな感じですね。
クールだけど熱い情熱を持っていたりだとか。
クールだけど実はアホみたいな感じで同じように見える性格にも何種類も派生出来るんですよね

2に関しては自分は気にならないです
気になる人はいるかもしれません。

僕は素人なので断言は出来ません。
さらに質問しても大丈夫です
ですが、キャラの魅力は間違いなく武器になると思いますよ

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タイトル:主人公の性格が似てしまう 投稿者: 匿名ちゃん

ここで質問をするのは初めてで不備などがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。

早速本題ですが、自分は中編の作品をいくつか執筆しており、この先もそれを続けていこうと考えています。
現在3作品目で気づいたことが主人公の性格が今までの自創作と似たようなものになってしまうことです。主人公の一人称などに違いを持たしているのですが、地の文での主人公の考え方などが、他の自創作の主人公達と似たものになってしまいます。

そこで質問なのですが、①複数作品を書く上で、主人公の性格をかぶらないようにするためにはどうしたらいいか。また、それに伴い何かアドバイスなどありましたらお願いします②読者はどう感じているのか。ストーリーや世界観、その他のキャラ、主人公の目的などが違えば、主人公の性格が多少似ていても気にならないものなのでしょうか? それともやっぱり飽きられるのでしょうか?

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