異世界に転生したけどサムライやってますの批評の返信
小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n8041en/
元記事を読む
異世界に転生したけどサムライやってますの批評(元記事)
10話まで読み進めました。
欠点の指摘をご希望とのことですので、僭越ながら以下に3点提示致します。
1.主人公への感情移入が難しい
主人公の性格に感情移入が出来ませんでした。
誰に対しても強気でわがままな性格の主人公で、この人物に共感する人は少ないのではないでしょうか。
たとえば強気でわがまま【だけど】さみしがり屋な一面がある
強気でわがまま【だけど】情に厚い
強気でわがまま【だけど】それにはこうのような理由がある
など、読者の共感得られるキャラづくりが必要だと感じました。
2.物語の目的が見えない
部下と訓練をし、おやじに呼び出され、いいなずけを紹介され、イノシシ狩りをし、不思議な少女に出会い……。
この物語はどこに向かっているのでしょうか? 主人公の目的も、物語の行き先もまったく明示されないため、読み進めるのが大変困難でした。
これはどういった物語で、主人公はどのような目的があるのか。
もっと分かりやすく言えば、この小説の魅力はどういったものなのか。それを、冒頭から出来るだけ早く明示してあげるのが親切かと思います。
※大作家であればこの限りではありませんが。
3.文章について何点か
・主人公の格好いいセリフ。多用は禁物です。きれっきれのセリフは、書いている作家は楽しいものです。しかし、読者はどうでしょうか?
まだ感情移入もできていないキャラに、達観したようなセリフの連続でこられては読み進められるものではありません。
良いセリフは、ここぞという時に。できれば、クライマックスにつかうようにしましょう(これは僕もやりがちで、自戒の意味も込めて書いてます)
・文章に余裕がありませんね。無駄を省いた文章は良いですが、あまりに余裕がないと読んでいて窮屈です。
そのせいか、キャラクタのひととなりが一向に見えてきませんでした。
ストーリを進めたいという気持ちはよくわかりますが、まずは読者が今何を知りたがっているのかを考えて書くと、文章に余剰が生まれてくるのではないでしょうか。
・「──シッ!」「ガッ!」 冒頭シーンですが、一読では、これが何を現しているのか分かりませんでした。上記でも書きましたが、無駄を省こうとするあまり、必要な文章まで削ってしまっております。何が必要で何が必要でないのかを見極めていきましょう
・序盤から、設定の説明が多すぎます。作家にとって、じっくりと練った設定は読者に早く教えてあげたくなります。しかし驚くべき事実ですが、読者はまったくそれを求めておりません。むしろ、明かさなくても問題ないくらいです。設定情報は話を進めるのに必要最低限へ留めましょう。細かい設定を明かすのは、読者がしっかりと世界になじんだあと、中盤以降でかまいません。
異世界に転生したけどサムライやってますの批評の返信
スレ主 その場しのぎ 投稿日時: : 1
批評ありがとうございます!
1、主人公が強気でわがままですか…そう伝わってしまったのは自分の力量不足ですね。弱い部分、いびつな部分は後々出すには出しているのですが、その前に空気感で表せなかった形です。作者の思う人物像を伝えられないのは課題ですね
2、物語の目的ですが地盤固めを優先したのが裏目に出たかな、と。感情移入というか、それぞれのキャラクターに愛着を持って欲しかったのですが、1の指摘と合わせて考えると、色々と修正する箇所がありそうです。ありがとうございます
3、文に関してはご指摘通り、課題が山積みですね。文の適量を探っていこうと思います
いいセリフだなと思うと、つい言わせたくなってしまいますね…ここの緩急も難しい…
設定はカットしているのですが、まだ多いかと思いました改訂する際は参考とさせていただきます
番外として、文章力が高いことは武器の1つになりますが、それだけでは面白い話にはならないと自分は考えています。それこそ書き慣れてこそなのでしょうが、精進あるべきですね。なるべく多くの読者さんに楽しんでもらえる作品にするため、頑張ってまいります。ありがとうございました!