批評させていただきます。
ライトノベルというか、若年層を意識しすぎてしまっているのが、かえって良くないと思いました。題材は面白いのですが、その題材の扱いが雑で、せっかくの良さを消しているように感じます。高校生の女の子とクセのある美人教師の青春っぽい学校生活を書きたいのなら、いっそ競輪という題材を捨ててしまったほうが良いと思います。
逆に、競輪を書きたいのなら、例えばその描写とか、その場面というのを、鮮明に描き出す必要があるでしょう。競輪ってこんなだよ、こんなに面白いんだよ、という作者の気持ちが、読者の心を動かすものです。それが無いから、この作品は何を書きたのだろうかと、読者は読み方がわからず文字を追うのを止めてしまうのだと思います。
現代ラノベが読まれないのではなく、この作品に限って言えば、「面白さがない」ために読まれていないのだと思います。その理由は、上記したとおりです。