餅つきウサギさん、初めまして!
プロローグ、0話と1話を読み終えました!
戦争とか疫病とか孤児院とか、そういう暗い感じの雰囲気は好きなので、これからもっと深くなってくれたらありがたい。展開のタネになりそうな設定は豊富にあると思いますから、これからどう面白くなるのかは書き手次第だと思います。
ここからは『たのもー!』ということで、作者さんのコメントと照らし合わせながら気になった点を挙げていきます。
>キャラが立っているか(魅力のあるキャラが書けているか)
>個性も性格もばらばらのこの三人が
少なくとも、本編1話まで見た感じだと、キャラの個性以前に誰が誰だか分からないことが多かった。名前もシオン、ノイア、アイネと3文字揃って同じような言い回しだし、性格もみんな無難な感じで極端な特徴がなかったと思う。致死率100%の病気が出回ってる割には、絶望せずに前向きなのも全員一緒だった。
>展開は無理やりすぎないか
0話で大まかに説明があるだけで断言はできないのですが、肝心のウィルスが遺伝子を書き換えるというのは具体的に、どういうことなのでしょうか。遺伝子が変わるってことは、突然変異でもするってこと? その死の理由が身体の機能が維持できないってだけなら生命維持装置とか、専門病院とかでなんとかなりそうだし。
それと、マセライ帝国が人造人間の技術を渡さなかったから戦争になった的な感じだと思うんですけど、石油とか資源と違って、単に技術が問題なら戦争なんかしなくても自分らで作る方を選ぶのでは。もうすでにパンデミック起きてるし、昔、中国かどっかでイナゴが大発生して停戦になった例もあるらしいので、戦争という流れはちょっと納得がいきませんでした。
>小説としての描写は足りているのか
キャラのときにも言いましたが、この作品の根本要素であるウィルスの存在があんまりしない。みんな頭の片隅にはあるっぽいんですけど、エイズ患者やガン患者みたいに重い症状で苦しんでいるわけでもないし、主人公たちの心配も疫病ではなく、離れ離れになったヒロインのこと。ふっと感染してふっと死ぬ。そういう綺麗な死に方をするだけなのかな、とウィルスの深刻さが疑問です。
最後に、0話はどういう意図で入れられたのでしょうか。ウィルスなどの世界観説明もありましたが、見ていると、シオンがセリアンスロープのことを話しています。しかし、1話ではセリアンスロープの存在を知らない感じなので、つまり0話は1話より未来ということに。時系列が混ざるので、プロローグに世界観説明を持ってきて、0話は無くてもいいのでは? そこも疑問に思いました。