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タイトル:セブンスナイト ―少年騎士の英雄記―の批評 投稿者: 平野ハルアキ

序章まで拝読しました。

たのもー! との事ですので、少々厳しめなコメントになるかと思います。ご気分を害されたのであればお許し下さい。

まず『始まり』から。
いきなり、『どういった世界の』『どういった状況下』なのかが分かりません。読み進めて行っても、『少年が何かピンチらしい』……程度の事しか理解出来ず、そのような状態で少年の『現状に即した苦悩』を描かれても困惑するばかりでした。
最後の方になって、ようやく禍族や魔族、騎士と言った説明が出て来ますが、十分な理解が及ばないままに『長い間空席だった緑の騎士の席が埋まった』と言われても、納得よりも「何故、空席だったのか?」と言う疑問の方が先に出て来てしまいます。

『穏やかな日々』。
『よくある世界の、よくある街』とありますが、「つまりどのような世界の、どのような街」なのかが分かりません。『読者の想像に委ねている』にしては範囲が広すぎるため、思い浮かべる情景が読者によっててんでんばらばらになる可能性が大です。

次に果物屋での騒動。
男が曰くには『力なんだよ。この世界は』との事ですが、この街には警察なり兵士なり、治安維持を担当する人々は存在しないのでしょうか? 路地裏など人目に付かない場所であればまだしも、『往来の真ん中で堂々と理不尽な暴行を加える男』が現れると言うのは相当に治安が悪い証拠ですし、本当に力を持っている存在、つまり『権力者』は治安強化などの対策を講じそうなものですが。仮に権力者が動けない状況であるとしても、『自警団の発足』など住民側が対抗手段を打つでしょう。

『そして始まりへ』。
ウィリアムの行動が酷いです。
避難誘導と言う本人も認識している適切な行動を放棄し、無策で禍族と言う危険な存在に向かって行き、結果『始まり』で描かれた危機に繋がる……と言うのは、どう控えめに言っても自業自得の結果であり、全く擁護出来ません。心理描写こそなされておりますが、全く共感が出来ません。

その他、全体的に引っ掛かりを覚える文章(例・『始まり』最後の方の『思想高き庶民』など)が散見されます。

読者に対し、段階を経て世界観の説明をする、などの点を心掛ければ、もっと分かりやすくなるかと思います。

以上です。失礼しました。

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