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タイトル:財閥のご令嬢の専属執事なんだが、その家系が異能者軍団な件についての批評 投稿者: 日暮一星

 初めまして、日暮一星です。

 批評の前に少しだけ。
 そもそも、表現力や文章力だけを磨けば一次選考に残れるものなのでしょうか。ラ研の下読みQ&Aでは『新人賞で最も通るのが難しいのは一次審査。応募作の9割が落とされる』『“文章さえできていれば一次審査は必ず通る”は嘘』『一次審査では小説になっていない作品が落とされる』『文章は投稿者が考えているほど加点にも減点にもならない』という旨のコメントがあり、それらが本当ならば、とても文章だけで一次に残れるような作品を作るのはかなり厳しいと思います。それができるのは恐らくほんの一部の天才でしょう。
 彩様に『新人賞を獲りたい! なにかしら結果を残したい!』という強い思いがあるのなら、ご自身の書く作品の文章だけにとらわれないことです。キャラクターやストーリーや設定など、加点を取るための要素はたくさんあります。逆に言えば、それらは減点にもなりえる要素です。もっと貪欲に、広い視野で作品を見据えてみてはいかがでしょうか。

 本題に戻ります。
 第一章まで拝読させていただきました。軽快なリズムと分かりやすい文章でサクサク読めます。ただ、『ガチャッ』などのたびたび出てくる擬音語につっかかりを覚えました。表現にこだわりたいのであれば、安易な擬音語は控えた方がいいでしょう。
 また、不必要な視点移動や場面も見受けられました。物語の流れも決して悪くないテンポなのですが、全体的に薄く感じられ場面ごとの臨場感に欠けます。いちおう山はあるけど勾配が少ないような、そんな印象でした。その影響もあってか、異能よりも主人公の無能さ(ガンアクション要素)が勝っており、『異能バトルアクション』というよりも『ガンアクション』の作品を読んでいるようで、釈然としない読後感が残りました。

 本題よりも前書きが長くなってしまいました、ご容赦ください。これ以上書くとボコボコにしてしまいそうなので失礼します。彩様のご活躍を陰ながらお祈りします。

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