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タイトル:財閥のご令嬢の専属執事なんだが、その家系が異能者軍団な件についての批評 投稿者: 結尉奈りお

彩さん、初めまして!
序章の「犯人判明」まで読み終えました。

現代日本が舞台、そして地の文が短く整えられているので読みやすく、こちら側で予習などをしなくてもすっと世界観に浸ることができました。まだ読んだ段階では異能者同士の戦い、バトルと言うほどのシーンが無かったのは残念ですが、これから話が進むにつれて激しくなっていくのでしょう。

ここからは「欠点の指摘歓迎」ということで言及させていただきます。

まず気になったのは最初の話で主人公をはじめとした使用人たちがお嬢様や主人と同じ席で食事を取り、投資が云々といった話を耳にする場面。

この家では珍しくないという説明もありましたが、次の話では、機密保持の名目で部屋が厳重に施錠されていたり、常人では越えられない壁や無数の防犯カメラが設置されているとあります。それだけ手間をかける家柄なら些細な流出さえ気にしそうですが、公然と使用人たちの前で仕事の話をする主人に矛盾を感じました。

よっぽど主人は彼らを信用していたのでしょうが、そもそも使用人と一緒に食事を取ることが常識でない以上、本当に秘密が漏れるのを恐れているなら不自然な言動です。鷹宮家は財閥として大変な影響力を持ち、議員を抱き込んだり、異能の力でもって他所の重要機密なんかを持ち出したりと危ない橋を渡っているようですし。敵は数多いと思います。

そして案の定、誘拐事件が発生。日頃の敵、主人の会話を聞いている使用人、とりわけ手洗いの隙に主人が消えたと言う主人付きの執事も怪しい。しかし、それらの人々が疑われることはなく、犯人を割り出すまでの流れも防犯カメラや「あの人」への電話。ほとんど異能の描写もありませんでした。

その他、異能の存在を認識していながら効果的な対策を怠ったり、意義として異能を秘匿しようとしている割には家の周りに壁を建てたり、もっと説明が必要なところも見受けられます。

まだ序盤の中ごろまでしか読んでいませんが、異能×執事のコンセプトを活かすために、もっと異能描写を盛り込んでみてはいかがでしょうか。いろいろと劇中で矛盾が発生したとしても、ハイテンション風な作風やコメディ要素を強くすれば、そういうものも無視できるかもしれません。

長くなってしまいましたが、これからもがんばってください!

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