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タイトル:The Emulator - ザ・エミュレータ -の批評 投稿者: カイト

はじめまして、カイトと申します。

最初にお断りしたいのですが、私は作者様が想定されている読者像からはかけ離れた人間です。SFはほとんど読まないし(ブラッドペリの漫画版くらい)、女だし、挙げられている書籍も読んだことがありません。
ただ、貴作はとても読みやすく、惹き込まれるものを感じました。まだ少ししか読んでいませんが、「SFに疎い」読者の一意見としてお聞きいただける嬉しいです。

とにかく、貴作は読みやすかったです。カタカナ語が多用され専門用語も乱発状態なのですが、それでも特に苦もなくすらすらと読めることができました。「雰囲気で呼んでもらおう」「ニュアンスでわかってもらえれば」という思惑は成功していると思います。独りよがりな文章だとは思いませんでした。
言葉のチョイスや文脈のちょっとしたニュアンス出し方が絶妙で、説明しにくいのですがこれは文章力というよりセンスの問題なのかな? と思ったのですが狙ってやっているのでしょうか。見習いたいです。

とはいえ、文章について気になる点もありました。
一つは読点の少なさです。全体的に少ないというよりは、「あるところにはあるけど、次の文章には全然ない」という印象です。
もう一つはやはり、カタカナ語の多用です。設定的にカタカナ語が多いのは仕方がないのですが、たとえば「ビークルから降りて」「丁寧にコームされた髪」など、わざわざカタカナにしなくても「車から降りて」「整えた髪」という表現で事足りる気がします。
日本人には馴染みの薄いヤードポンド法を用いているため、ディフェクトやサボテンの大きさがピンと来ませんでした。その割には、面積には㎢使うんだ、というツッコミも感じました。
また、1-3では「ビッグテック」という単語が何度も繰り返され、ゲシュタルト崩壊するかと思いました。言い換えになる言葉・類語をいくつか持っておくのは今後の強みになるかと思います。

内容については、正直本当に冒頭しか読んでいないので「まだわからない」というのが正直なところです。
1-3のUCL設立の経緯なんかは、サラッと数行で流してもいいのかな、という気はします。今後の大きな伏線等でなければ、まるっと1ページを費やす必要は薄いと感じます。
ですが前述したように、惹き込まれる作品だと思いました。時間はかかるかもしれませんが、続きも読んでみたいと思います。

以上です。合わない意見はスルーしてくださいね。
今後の創作活動を応援しています。

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