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タイトル:黄昏と宵闇のヨスガの批評 投稿者: ラプラス変換

どうも、目についたので書き込みました。

まずは作品が好みに合う合わないなんだけど、ジャンルは好きだけどこの作品は合わなかった。

・魅力的なキャラクターが書けているか。また、書き分けはできているか。
 そこまで精読できなかった。

・分かりにくい描写、表現はないか。
 多い。文章としての間違いでは無い。ただ非常に頭をつかう部分が散見される。

・次話を読みたいと思わせるように書けているか。
 読まない。最初の四行で挫折した。一応、1話は読み通した。2話はちょっとだけ。

●理由は下に書いてあります。

 最初の四行を読んだところで、読む気が失せた。
 表現が洗練されていないし、語彙がそれほど。

>>その内のいっとう背丈も身幅も大きな少年――越山は、ヨスガと目が合うなり大袈裟に怯えた素振りを見せながら、侮蔑の笑みを浮かべていた。
 矛盾を感じた。フリをしているのなら表情もでは?
『心の中であざ笑っていた』とかなら理解できるけど。
 主となる視点がどっちなのか迷った。越山なのかヨスガなのか。

>> ヨスガは小さく「大丈夫」と答え、私服を体操着の入っている洗濯機に放り、液体タイプの洗剤と柔軟剤を手際よく注ぐ。
 寄り添っている視点だと思うけど、『手際よく』は距離感が有りすぎる気がした。
 客観的な三人称か、ヨスガ寄りの三人称か判断に悩む。一応2話目も読んだけど、そこからはヨスガ寄りの三人称になっている。
 1話と2話で、視点を客観的から主観的に切り替えているのだとしたら問題有りかなと思った。切り替えが読み手には伝わっていない。

 一文に色々詰め込みすぎている感がある。飾りすぎ。

 ストーリーの展開云々を気にしているようだけど、しっかりと人物を書けていない印象のほうが強い。

 文章自体は間違ってはいないと思う。人の環境や生い立ちは書けている。だけど主人公の特徴・人間性などがまったく書けていない気がした。

 一度、書評のもらえる新人賞に送ってみては?
 探せば一次落選でも書評をもらえる賞があると思うんですが。

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