ノベル道場/小説の批評をし合おう!

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タイトル:メイドは主人を殺したい!の批評 投稿者: t

こんにちは。
今回は縦書きになっていましたね。
横書きは行間が空いていたりしてあってわりと読みやすいのですが、縦書きだとリーダビリティが整えられてなくて、内容とは別で読み辛さが目立っていました。

・「何度も見直した自分の中で最良のもの」であるため、なかなか分からない状況です。
例えば、
この批評依頼掲示板で上から順に最近のものを10作品読んだとします。

1作品ごとに読めたところまででいいので、面白かったを3つ、つまらなかったを3つ考えて、さらに、自分だったらいくらまで作品にお金を払えるか(100円、200円……)を決めてから。すべてメモした後で次の作品に移ります。
これを10作品繰り返します。
すると30個の面白かった、30個のつまらなかったが見つかることになります。

小説は書くことも大切ですが、自分の頭で考える思考力を鍛えることも必要です。
10作品読んで、30個の面白かったと30個のつまらなかったを自分の小説に活かします。一応言っておきますが、
盗作しましょうということではありません。
どうして面白かったのかを分析し、その書き方が分かれば、自分のものにできます。

もし、面白かったの項目で、キャラの書き方が上手いと評価した作品が2つあったら。
キャラの書き方が分からなければ、その2作品をじっくり読み返せば、何か掴めるかもしれませんよ。
つまらなかったところはその理由を分析し、自分の小説で真似しないようにすればいいです。
自分の書いている作品だけでは上手い文章や内容と接点がなさすぎて、どこかで行き詰ります。

別にアマの作品が嫌だったら、プロの作品で10作品読んで。同じことをすればいいだけです。こうすることで「何度も見直した自分の中で最良のもの」状態を回避できる、自分の修正すべき点や課題も見えてきます。

私はもう何年もそういったことをさせてもらった作品には、感謝の意味をこめてできるだけ丁寧な感想を残すようにしていますが、無理に感想を書く必要はないかもな、感想は好きにすればいいのではと思っています。
そういう時でも同じ書き手として誰にも読まれない苦しみは分かるわけですから、「面白かったです」の一言でもあれば、思いやりはあるなとは思いますが判断は各自に任せます。
『批評掲示板も、自分の課題や成長する方法がどんどん見つかる。
使い方によってはものすごく有難い場所に変わるかもしれませんね』

・そして感想になります。
先に申し上げておくとごめんなさい、あまり読めていません。
1.メイドの誕生
2.魔王、身体を手に入れます
印象としてはとにかく軽かったです。

1.は魔王と勇者の戦いが始まり、技名を叫ぶ、人魔大戦といった情報、聖法気だったり、駆け引き、主人公が追い詰められるといった盛り上がる要素は入っているのですが。
なんといっても背景が入っていないのでリアリティを感じられません。
もしRPGゲームをやっていてラスボス戦に挑むすると。
その前に、終わりの街で武器防具といった装備を整えて、回復薬をたくさん持って、ボスの弱点を事前に調べてから、戦闘にいきますよね。

勇者達が魔法領に入ってきてから色々なドラマがあったはずです。
例えば、勇者なんて大したことないと思って送った四天王の一人が、あっさり倒されて、それが主人公が可愛がっていた部下で心が痛いとか。
勝つのが難しいなら、それはそれで勇者達の進行を少しでも遅らせるために橋を落としただとか。
聖法気のアンチ魔法を開発するために全力で、時間と資源を注いだだとか。
なんというそういった背景が1.の戦闘では、会話や地の文にまったく感じられず、主人公が本当に魔王業務をやっていたのかとか疑ってしまいたくなるレベルでした。

2.にかんしては、
そうはいっても、1.はシリアス展開で結末までちゃんと書いてある点は良かったです。
2.はギャグ調になっていて1.以上に内容が軽くて……。

1.のシリアス展開が茶番にみえてしまうレベルでした。
それなら1.もギャグ調で書いていてほしかったような、2.を読み進めるうちにこの作品をどう受け止めたらいいのか分からなくなりました。
女性しか選べないは面白いですし。
「国王の暗殺」といった盛り上がる要素も入ってあってそこは良いのですが、まず読んでいて「国王」って誰なんだろうと。
伏線も分からないので、そういう時は面白さやワクワクよりも先に、やりたいことは分かるけれど1.とどう関連しているの? という疑問が真っ先にきて、置いてけぼりをくらったような気分になってしまいました。

・まとめ
読者を楽しませるような、面白い要素はちゃんとあって、ここは必要だと分かっていても他人に教えられても書けるようなものではありません。
なので、『それを入れてくるセンスはこれは素晴らしいものがあります』

これは強制ではありません。
自分のやり方でいいので、例えば10作品読んで面白かったところ30、つまらなかったところ30を自分の小説に反映させていくことで少しずつ少しずつ、上手くなっていくのではと思います。

何かの参考になれば幸いです。

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