タイトル:滅びゆく世界で『無能生産者』認定だと!? 〜コミュニティー先で強制労働なんて絶対に許さん! 復讐を果たし、成り上がる!〜の批評 投稿者: t
こんにちは
うーん、これは……。
みんなが作れるものを誰よりも上手く作るか。
みんなが思いつかないものを上手く作るか。
だから、他の人が書けないものを書けるのは才能があるといえます。
感想としては、
冒頭2話でまさか、〇体を埋めに行くことになるとは思いませんでしたし。
『無能生産者』コミュニティードヨルド編で。
3話まで読んだのですが、救いがまったくないのをそのまま見せるとは……。
すみません、話が暗すぎて3話から先を読むことができませんでした。
……読者に全く優しくない作品でした。
と、いつもならこの先は書かないのです。
批評の方はかなり厳しめでお願いします。とあるので続けていうと。
『世界観がわかりづらく、描写の仕方、構成に難あり』
まさにといっていいのか、その通りでした。
「描写が冗長だともよく言われます。」
これも私も読んでいて同意見でした。
冒頭2話までは今だとゲームのホラーノベルを読んでるような感覚だったので。
そう考えてるとよく書けているといえなくもないのですが。
「読者に分かりやすく伝える工夫」
これは逆で、文章にリアリティがありすぎて。
伝わりすぎてしまっているように思います。
・ちゃんと読者が感情移入でき、続きが気になるような内容となっているか。
感情移入はできているのですがその結果、話が暗すぎて、面白さよりも続きを読みたくなくなる気持ちの方が強いといった方が分かりやすいかもしれません。
・この作品の文章が読者にとって読みやすいものになっているかどうか。
これは難しい質問です。
「かなり厳しめでお願いします。」とあるので書きますが。
よくあるなろう小説の文章といった印象で、プロの文章とは性質が違います。
ここらへんは私の感覚なので確かなことは言えないのですが、
少しだけ掘り下げると。。
何か台詞があったとしたら、地の文で台詞の内容を補完し、他キャラやストーリーを絡ませることなくそこで止まります。
台詞地の文、台詞地の文、台詞地の文。
イメージとしては今は”点”の連続です。
プロの文章は点と点を繋げた”直線”になっていきます。
難しいというのは、
どう書くかは本人の自由なので必要があれば変えればいいですし、文章に正解があるわけでもこれが強制でもありません。
ただ今後も何かしらの文章の研究は必要だと思うのと。
文章は一度癖がついてしまうと大変なので、できれば慣れるまではアマの方の文章を参考にするのはやめて、プロの文章からリズムとテンポを丸暗記してみてください。
キャラを出すタイミングだったり、自分ならこの場面こう書くだろうなと一度書いてみてから、正解として読むというやり方もあります。
それともう一つ言いたかったことは。
こういった文章スタイルなのでどうしても、描写が冗長になってしまいます。
点の連続になっている文章の作品で。冗長になっていない作品を見たことがないので。
文章に何かしらの変化があると、
冗長の傾向もおさまっていくと思います。
・『読者に全く優しくない』
これは冒頭すぐ一緒に行動するヒロインもしくは仲間あるいは協力者を、一人もださなかったのが大きいです。そしてもしヒロインなどを登場させると、今の文章の書き方では容量オーバーになってしまうので、根本的に書き方を見直す必要性がでてきます。
『無能生産者』コミュニティードヨルド編、
ここでは始まってすぐに主人公に頭角をあらわすといった。何かしらの成長要素を”救い”としてすぐに見せる必要があったように思います。フィクションと分かっていても、文章が上手いのか、映像が浮かんできて読むのが辛いです。
『世界観がわかりづらく』
テレビやニュースを使うのは正解ですが、キメラなどの説明も雑でした。
都市部にしても言葉がでただけで終わっていました。
詳しく設定を説明する必要はないのですが、そのあたりが世界観に繋がります。
ポストアポカリプスものでは必ずある役割のキャラクターを登場させることで、問題を解決しているので、もし興味があれば調べてみてください。
『構成に難あり』
すごくありきたりですが。
ヒロインだったり、頼もしい仲間との連携だったりもあわせて読みたいですね。
今の方向性の構成を突き詰めるのもアリだとは思いますが。
”読者が喜ぶ要素をいれた構成”についても、一度考えてみるといいかもしれませんね。
まとめ
終末世界のパニックもの自体が読者を選ぶわけですが。
やっぱり多くの人に読んでもらおうと思ったら、万人受けした方がいいよとは言いませんが。皆が読みたくなる要素がないと、話が暗すぎても光が見えなくて苦しいわけです。
キメラがいて大変な状況で家族はいなくなり、収容所で苦しい生活が待っている。
まずは、この物語はどこで終わりを迎えさせるのがいいか考えてみましょう。
世の中の作品はどうでしょうか。
バイオにしても都市や館を脱出したまでだったり。
ここまでいけば悪夢が終わる、そういった分かりやすさだったりを。
意識的に取り入れてみるのもいいかもしれません。
長くなりましたが、応援しています。